2016年2月9日

『成功する人の考え方』加地太祐・著 vol.4221

【月間250万リーチの人気コラム書籍化】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478068348

これまでに千数百冊の自己啓発書を読んできましたが、結論から言えば、どれも書いていることは似たり寄ったり。

それなのになぜ読むかというと、本によって行動に誘う力が違うから、そして自分のステージがどんどん変わって行き、必要な心構えが少しずつ変わってくるからです。

今の自分に必要なことは、傲慢を戒めること、そして次の挑戦へのエネルギーを得ることです。

そういう視点で選書した時、ちょっと気になる本があって、手に取ってみたのですが、これが「当たり」でした。

本日の一冊、『成功する人の考え方』は、Facebookで月間250万リーチの人気コラムを書籍化したもの。

上場企業の会長クラスを師匠に持つという著者が、師匠から教わったこと、著名人のエピソードなどを交えて、成功のために必要な行動と心構えをまとめています。

言葉自体に力があり、またインパクトあるビジュアルを効果的に使っているので、読み手の意識がぐっと高まります。

さっそく、気になった言葉を拾って行きましょう。

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人生はマラソンとよく似ているが、決定的に違うところがある。それはスタート地点だ(ある上場企業の社長)

日本という素晴らしい国に生まれた以上、キミは地球レベルで見れば上位集団からスタートしているのだ

◆七つの傲慢
一、「我慢」間違いを改めず、常に正しいと思うこと
二、「増上慢」悟りを開いていないのに開いたと自惚れること
三、「卑慢」自分を卑下しながら、謙虚な俺は立派だと思うこと
四、「邪慢」悪事や悪い事を良いように過信し正当化すること
五、「慢」自分より劣った者を見て馬鹿にすること
六、「過慢」自分と同じ実力なのに自分の方が優っていると思うこと
七、「慢過慢」自分より勝る者を認めることができず、自分の方が勝っていると思うこと

僕らの世界はすべて期待値によって動いていると言ってもいい。恋愛や仕事、お客様の心まで、すべて期待値によって形成されている。だからこそ、相手の期待値を見誤ってはいけない。成功する人は必ず相手の期待値を捕らえているのだ

真の成功する人は自分の内側に仲間を求める。自分の努力は誰よりも自分自身がわかっているし、自分がダメなことをすると、自分の中の何かがブレーキをかけてしまう。つまり、最大の協力者とは自分の中にいるもうひとりの人格なのだ

学びとは相手の質ではなく自分の状態を言うのだ。キミが成功する人を目指すなら、常に自分以外の人間を師と思わなければならない

一般的に友人の価値とは「気が合う」「楽しい」「趣味が合う」などの理由で選ぶことが多い。しかし、成功する人は別の基準で選んでいる。それは、「互いに成長できる存在であるかどうか」だ

絆をつくりたければ相手の事を毎日考えろ

神は他人の口から大切なことを伝える

優れた仲間が現れた時、絶対に恐れてはいけない

成功する人は必ず、相手の時間を私物化することはしない

真の成功する人は必ず、「相手の大切にしているものを大切にする」

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われわれがつい口にしてしまいがちな不平・不満を戒めており、背筋がピンと伸びる思いで読みました。

なかでも、「七つの傲慢」の話と、優れた友人を持つべきと指摘した部分は参考になりました。

ぜひ読んでみてください。

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『成功する人の考え方』加地太祐・著 ダイヤモンド社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478068348

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◆目次◆

Prologue 人生は逆転できるから面白い!
Chapter1 人生をコントロールする
Chapter2 出会いと知恵の扉を開ける
Chapter3 困難を乗り越える
Chapter4 己との戦いに勝つ
Chapter5 成功する人の生き方
Epilogue 70万時間を生き抜く

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