【日本のお金のリアル】
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13億トンの食品ロス、96兆3420億円の予算、1035兆円の借金…。
巨大な数字を前にすると、なかなか実感を持って把握することができないわけですが、割り算をすれば、すっきり理解できます。
年商360億円の企業、300店舗なら、
360億円÷300店舗=1店舗あたり1億2000万円
1億2000万円÷12カ月=1カ月あたり1000万円
1カ月のうち10日間休みだとして、20日稼働なら、1000万円÷20日=1日あたり約50万円の売り上げ
1日の来客数が500人だとして、50万円÷500なら、一人あたり1000円のお買い上げ
ここまで来れば、誰でも実感できる数字になると思います。
数字は、分解すればどんなに大きくても理解できる。
その発想で作られたのが、本日ご紹介する『あなたがもし残酷な100人の村の村人だと知ったら』です。
ベストセラー『年収1億円思考』で知られる富裕層專門ファイナンシャルプランナーの江上治氏が、日本のあらゆるデータをかき集め、もし日本が100人の村だったらという仮定で、あらゆる巨大数字を実感できる数字に置き換え、日本の窮状を訴えています。
※参考:『年収1億円思考』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4766784863
絵本のような綺麗なビジュアルで日本の窮状を理解した後、後半はビジネスパーソンが押さえておくべきリアルな数字をきっちりビジュアル解説しています。
ぱっと見で日本のデータが概観でき、どうすればこの国で豊かに生きられるか、ヒントが得られる一冊です。
さっそく、そのエッセンスを見て行きましょう。
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いちばん残酷なのは、急激な人口減少の問題です。35年後の2050年には子どもが13人→10人に 働き手は61人→52人に 老人は26人→39人になります。じきにこの村は、子どもと働き手がどんどん減って、右を向いても左を向いても老人だらけの村になります。じつに4分の1が75歳以上の老人です
じつはこの村は、いま存在していることが不思議なくらい借金まみれです。お金を稼ぐ人が減っているのにこの村の借金は、村人が1年間に稼ぐ総額の2倍以上もあります。普通の家庭で考えるとすでに破産していることがわかります。月収30万円の家庭で月々49万円が必要で毎月の不足額は19万円です。年収360万円の家庭で年に588万円が必要で年間の不足額は228万円です
村の老人が増えたことで、この人たちに使うお金が、25年間で3倍になっています。残酷なのは、子どもや20代の若者に、この借金のツケを回している事実です
正社員と非正社員の1時間当たりにもらえるお金は、残酷なほど違います。正社員が1937円で、非正社員が1229円です
正社員でいちばん多い年収帯は、男性正社員が500~699万円で女性正社員が200~299万円です。非正社員でいちばん多い年収帯は、男性非正社員が100~199万円で、女性非正社員が100万円未満です。働く女性にとって、この村での生活はとても残酷なことがわかります
この村の子ども(18歳未満)の約16%が貧困層に分類されています。貧困層の数は年々増えていますが、その半分の子どもたちが、母子家庭です。こうした状況もあって、100人の村の50人以上が「生活がきつい」と嘆いています
年収200万円以下:約1120万人
生活が「苦しい」:母子家庭の84.8%
国民健康保険・保険料滞納:約372万世帯(加入世帯の18.1%)
食べられるのに捨てる食品ロス:年500~800万トン
認知症の高齢者:2025年には700万人
何も持つな、身軽になれ
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仕事で頑張ることは重要ですが、自分が組み込まれた「しくみ」を知ることも、成功する上では重要です(幸せになるためにも)。
どんな職業選択が成功につながるのか、どんな生活が幸福につながるのか、読んでいてイメージすることができました。
これは、ぜひおすすめしたい一冊です。
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『あなたがもし残酷な100人の村の村人だと知ったら』
江上治・著 経済界
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◆目次◆
序 あなたがもし残酷な100人の村の村人だと知ったら
第1部 ぼくらの日本はこんなにも残酷だ!
──目をそむけたくなるほどの「現実」を見よ
第2部 これからは3つの資本で生きのびよ!
──自分の「強み」を知り、助け、助けられよ
附 録 なぜ、こんな国になったのか?
──あなたを縛る「お金」の正体を教えよう!
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