【インフレ時に強い投資法】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569826032
先日、『お金持ち入門』の予約を開始したばかりですが、同じタイミングで榊原正幸先生がお金持ち本を出してビックリ!
※参考:『お金持ち入門』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/440811099X
ご存じない方のために紹介しておくと、榊原正幸先生は青山学院大学大学院の教授(会計学)で、株式投資でフェラーリを買ったという、異色の学者。
マニアックな分析が得意で、その極意をまとめた書籍『現役大学教授がこっそり教える 株式投資「必勝ゼミ」』がベストセラーとなりました。
本日ご紹介する一冊は、そんなマニアックな著者が書いた、インフレ時に強い投資の指南書。
不動産投資に関しては、空室リスクや事件・事故のリスクなど、現実的なところをきちんと押さえながら分析し、また国家破綻などの最悪のケースを備えて、金投資を奨めています。
ご本人の資産内容を一部とはいえ積極的に公開し、どんな投資をしてきたかを明らかにしているので、良い気づきが得られると思います。
そして、著者の専門である会計学の知識を使い、終盤では株式投資の実際を、詳しく説明しています。
さっそく、いくつか本書のポイントを見て行きましょう。
———————————————–
「年収(フロー)を高くする」ためには、いろいろなことが考えられますが、最も現実的なのは「サイドビジネスを立ち上げる」こと
サイドビジネスを始めて、それが軌道に乗って利益が生まれてきても、それには決して手を付けない(生活費としてはつかわない)
株式投資で得た利益は、株式投資に再投資しなければならない
FX取引と商品先物取引は「投資」ではなく「投機(=博打的な取引)」
◆不動産投資に固有のリスク
1.金利変動リスク
2.家賃変動リスク
3.空室リスク
4.物件価格の変動リスク
5.事件・事故のリスク
採算が取れるのは最低でも表面利回りで6%(不動産投資)
株式による保有資産額が1億円に達するとどういった状態になるかといいますと、「保有株式の評価損益が、毎日何百万円も増減する」という世界が現実のものになります
インフレになると何が起こるかというと、モノの値段が上がるわけですが、それと同時に「資産インフレ」も起こります。「資産インフレ」というのは、主に、株式・不動産・金地金が高くなることをいいます
投資対象は「つぶれない会社」
◆株式投資のためのポイント
要点1 投資対象は財務優良企業と国際優良企業に限定
要点2 直前の四半期決算発表と比べて10%以上の増益予想を公表した企業
要点3 株価がすでに上がりすぎている事例については、投資対象から除外
要点4 投資対象のメドとしては、PBRは0.7倍~0.8倍かそれ以下、PER(予想値ベース)は18倍以下、底値(昨年来安値)からの上昇倍率は1.5倍~1.6倍程度
———————————————–
いやあ、やっぱりマニアックな分析がなされており、勉強になりました。
金(ゴールド)を含め、インフレに強い投資のことにきちんと触れているので、いまのうちにぜひ読んでおきましょう。
———————————————–
『大学教授が科学的に考えた お金持ちになるための本』
榊原正幸・著 PHP研究所
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569826032
————————————————-
◆目次◆
第1部 お金持ちになるための基本コンセプト
第1章 お金持ちって、誰のこと?
第2章 普通の状態からお金持ちになる方法
第2部 株式投資の意義とノウハウ
第1章 複利のチカラによる長期の年金運用の考え方
第2章 有望銘柄を発見するためのノウハウ
エピローグ お金持ちになるために大事な3つのこと
この書評に関連度が高い書評
この書籍に関するTwitterでのコメント
同じカテゴリーで売れている書籍(Amazon.co.jp)
お知らせはまだありません。