2015年6月2日

『わが社のお茶が1本30万円でも売れる理由』吉本桂子・著 vol.3969

【1本30万円のお茶?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4396615264

高級ブランドビジネスと、手軽で良質を売りにするビジネス。

おそらくこれからは、この2つがビジネスの主流になっていくことと思われます。

本日ご紹介する一冊は、手摘み茶葉を水出しし、ワインボトルに詰めて販売、1本30万円でお茶を売るという、ロイヤルブルーティーの代表、吉本桂子さんによる一冊。

両陛下ご臨席の植樹祭、APEC横浜、アウンサンスーチー女史の晩餐会、JALファーストクラスでの採用などでブランドを築き上げてきた同社が、どんな原則を大事にしてブランドビジネスを成功させてきたか。

本書には、その原則と秘訣が書かれています。

世界展開を最初から見据えることや、ブランドを個人のインフルエンサーに委ねず、法人に絞ること、ひとつに絞る勇気など、今時のブランドビジネスで必要なことがひと通り書かれています。

さっそく、チェックしてみましょう。

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取材の際に「試飲させてください」と頼まれることもありましたが、丁重にお断わりしています。「MASA Super premium」は受注生産しているので、お金を払っていただけないとつくれないのです

30万円のお茶は、まさに一期一会の一品

ストーリーテリングのために自分がなぜこの事業を立ち上げたのか、徹底して振り返りました

幅広い客層に受け入れてもらうことが、大ヒットやブームにつながる。そう考えてしまうかもしれませんが、これは最も陥りやすい間違いです。どの層を顧客にするか。これは、広げるのではなく、絞り込むほうがいいのです。誰もが買える価格帯の大衆ブランドか、富裕層がメインの顧客となる高級ブランドか。どちらかに大きく振ったほうがブランドとしてアピールできます

私が最初の顧客に選んだのは、バカラでした

実は、バカラから出された条件がひとつだけ、ありました。それはひと言でいってしまえば、バカラのイメージを損ねるような顧客とは付き合ってほしくない、というものでした

自社のこれからのセールスを考えたときに、「誰が顧客になっているのか」が大切だと考えた

私が意識したのは、特定の個人をインフルエンサーにしないということでした。インフルエンサーになってもらうのは法人、と考えました。なぜならば、芸能人や著名人にはリスクが伴うからです

「屏風と料理屋は広げると倒れる」(吉兆創業者 湯木貞一)

ひとつに絞る勇気が、これからのビジネスには必要

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若干宣伝臭がするのが気になりますが、高級ブランドビジネスを成功させたい人には、参考になる一冊です。

小さな会社がお金をかけずにブランドを創る方法。

知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。

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『わが社のお茶が1本30万円でも売れる理由』吉本桂子・著 祥伝社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4396615264

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◆目次◆

第1章 「発想力」とはなにか?
第2章 「発想力」を鍛える12の原則
第3章 「発想力」を阻害する13の要因
第4章 「発想力」養成のための11の習慣

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