【レールから外れる、新たな成功モデル】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4575308749
本日の一冊は、ライブドア創業者であり、現在は有料メルマガだけで億稼ぐと噂される、堀江貴文さんが、時代をリードするイノベーター8人にインタビューした一冊。
書道家の武田双雲さん、講談社で大ヒット漫画を連発した編集者の佐渡島庸平さん、No.1ユーチューバーのHIKAKINさん、原宿Kawaii文化の第一人者で、きゃりーぱみゅぱみゅのMVも手掛けた増田セバスチャンさんなど、個性派の8人が、次々と仕事哲学、未来のビジョンを語る内容です。
どの業界でも成功モデルが「溶けた」今、新たな働き方、仕掛け方、課金方法などを開拓する必要がありますが、どの方も、その点に積極的に取り組んでいます。
「感情マネジメントのうまい人が、成功者になっていく」と説く武田双雲さん、マンガを「現代アートと並ぶ、世界の富裕層が投資する一大ビジネスになる」と説く佐渡島庸平さん、スキャンダル事件をものともせず、「家族も(会社と)同様に、出入り自由にしたらいい」と爆弾発言する岡田斗司夫さん…。
仕事論と外れた内容もたくさんありますが、あまり頑なにならず、インタビュー集として読めば楽しめるでしょう。
気になったポイントをいくつか挙げておきます。
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「働く人たちは、「未来」の問題にとらわれすぎではないでしょうか。というより、ありもしない問題をわざわざ設定して、余計な不安とかストレスにさらされるパターンが多い気がします」(武田双雲)
「闘いのメソッドにはきりがないと、多くの人が気付き始めました。感情マネジメントのうまい人が、成功者になっていくでしょう。そして宇宙規模の野心を語る人が、これから増えていくと思います」(武田双雲)
「日本で消費されるコンテンツは、世界で消費される確率が高くなっています(中略)若者の娯楽コンテンツだったマンガは、現代アートと並ぶ、世界の富裕層が投資する一大ビジネスになる」(佐渡島庸平)
「インターネット上では、コンテンツの金額は買う側が好きに決めていい」(佐渡島庸平)
「物議は醸していいんですよ。何となく決められた変なルールに、みんなが乗っかってるなんて、気持ち悪いです」(田村淳)
「毎日コンテンツを更新している人は他にもいるんですけど、更新時間まで決めている人はあまりいません」(HIKAKIN)
「僕は究極のところ夫婦、ひいては家族を、会社にしたいと考えています。会社は、社員が入ったり辞めたりできますよね。家族も同様に、出入り自由にしたらいいんです」(岡田斗司夫)
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「あえて、レールから外れる。」と標榜しているだけに、常識はずれの内容が多く、楽しませていただきました。
ぜひチェックしてみてください。
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『あえて、レールから外れる。逆転の仕事論』堀江貴文・著 双葉社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4575308749
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◆目次◆
いまこの瞬間だけに意識を集中し、幸福を引き寄せる(武田双雲)
会社から出て初めて見える世界がある(佐渡島庸平)
オリジナルな世界を創り上げる(増田セバスチャン)
ルールのキワッキワにしか面白さはない(田村淳)
より早く、より柔軟に、より愚直に(HIKAKIN)
楽しさをひたすら追求する(小田吉男)
自分が違和感を感じる世界から飛び出す(小橋賢児)
自らの生き方そのものでリスクを負い、常識や道徳を書き換える(岡田斗司夫)
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