2014年9月30日

『1000円ゲーム 5分で人生が変わる「伝説の営業法」』江上治・著 vol.3724

【心に染みる】
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本日の一冊は、シリーズ累計30万部のベストセラー『年収1億円思考』の著者、江上治さんによる、なんとビジネス寓話。

※参考:『年収1億円思考』
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うだつの上がらない営業マンだった「私」が、通称「いじめ部屋」で、もう辞めたと思っていた同日入社の「彼」に再会する。

見違えるほどの業績と、力強い笑顔を引っさげて帰ってきた「彼」にその訳を尋ねると、彼はとあるビジネスセミナーと小柄な老人、そして南の島で行われたという、伝説のロープレ「1000円ゲーム」の話をし始めた…。

禅の教えや、カリスマ営業マンの教え、老人の教えが次々登場して、営業に限らず、ビジネスで大切なことを教えてくれます。

<営業の本当の目的は、商品を売る、にあるのではない。お役に立つ、にある>
<契約をしていただいた時点では、まだ半分しか仕事は終わっていない>
<人は常に、《出口=アウトプット》でしか人を評価しない>
<本来、利益(りやく)とは、人に恵みを与えること>

教えは極めてシンプルですが、クライマックスは感動的。

新人や後輩、部下の心構えを変えたい、という向きには、ぜひおすすめしたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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釈迦に会っては釈迦を殺せ、と禅は教えています。手垢にまみれた常識や思い込みは捨てなさい、ということです

素直な気持ちで目を凝らし、心を集中すれば、この世での探しものは、きっと見つかります。もともと、あなたの周りにあるものなのですから

いわゆる社長やいわゆる女性などという人間はいない

優秀な営業マンは売らない

営業の天才たちは決して饒舌ではない

口は1つ、耳は2つです。話す2倍聞く

実は、お客様自身も、人生で何が自分の課題なのか、本当の悩みが何なのか、何が真に欲しいものなのか、分かっていないことが多い

営業の本当の目的は、商品を売る、にあるのではない。お役に立つ、にあるのではないか

契約をしていただいた時点では、まだ半分しか仕事は終わっていない

人は常に、《出口=アウトプット》でしか人を評価しないのです。信頼できる人か、できない人か。それを決めるのは、《出口》でしかありません。人は信頼した人としか仕事をしないのです

禅に、漁夫の生涯竹一竿(ぎょふのしょうがいたけいっかん)という言葉があります。漁夫の生計を立てるには、釣り竿が一本あればいいという意味ですが、それで得られる、わずかな魚があれば、暮らしていくことができるのです。余計な欲を持ってはならないという教えです

お客様を相手にして、人生の課題や本当の悩み、真の欲求を聞き出し、一緒に考え、対策を見つけようとする。それが仕事である

本来、利益(りやく)とは、人に恵みを与えることなのです。誰かの損失であってはならないのです

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『1000円ゲーム 5分で人生が変わる「伝説の営業法」』江上治・著 経済界
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◆目次◆

営業マンどうしの「いじめ部屋」
1000円ゲームとの出合い
営業マンの誤解
フルコミの誘惑
世の中は何も隠していない
偽りだらけの自己採点
「いわゆる社長」など存在しない
優秀な営業マンは売らない
お客様は何を欲しているか
営業の本当の目的
ニーズを探る3つの質問
仕事はまだ半分残っている
営業という仕事の真実
与える人は与えられる
あとがき

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