【投資家必読の100銘柄】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4023312703
本日の一冊は、ミドリムシで注目のバイオベンチャー「ユーグレナ」を発掘した成毛眞さんが、これから注目の「意外な成長企業」100社をまとめて紹介した、注目の一冊。
株式投資家にとっては、表紙だけで「買い」ですが、冷静に内容を見て行きましょう。
まず、目次の時点で、まとめ方がにくい。見出しを見るだけで、思わず買っちゃいそうな内容です。
逆に言えば、株が伸びる「要因」ごとに、銘柄がまとめられているということだと思います。
第1章 東京五輪開催に向けて伸びる企業
第2章 新たな製造拠点に積極投資する企業
第3章 何世代も続いてきた超長寿企業
第4章 グローバルニッチトップ企業
第5章 地方の“ミニ東京”を形成する企業
第6章 成毛眞が注目する前途洋々企業
個別の銘柄を見て行くと、コンクリート建造物の補修・修繕専門会社ショーボンド建設、プレストレスト・コンクリート工事技術で業界随一のピーエス三菱、医療用ディスプレイに特化したジャパンディスプレイなど、テクノロジー系の企業が多く紹介されています。
オリンピック銘柄として挙げられている株式会社喜代村(中央卸売市場の「千客万来施設」を整備、運営)、16年から10年間、国際オリンピック委員会のトップスポンサーに就くと報じられているブリヂストンなど、既知の企業の新たな動きもまとめられており、注目したいところです。
既に株価が上がってしまっている企業や、未上場の企業もあるのですが、割安になったら買う、上場したら買うためのリストとして、押さえておくと良いのではないでしょうか。
今後の日本経済の見通しや、東京五輪を機に東京がどう変わっていくか、著者の持論が述べられており、その点も参考になります。
ぜひチェックしてみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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◆ショーボンド建設株式会社
国土交通省の「日本の橋の現況」によれば、東京に架かっている橋のうち、築50年以上のものが17年には54%になり、27年には75%になるという。コンクリート建造物の補修・修繕の専門会社がショーボンド建設だ。橋梁やトンネル、鉄道や港湾などで実績を積んでいる。施工だけでなく、工法の開発も行っている。最近では、東日本大震災の際に被災した鉄道高架橋の復旧や、液状化防止のための地盤改良などを手がけた
◆株式会社ピーエス三菱
プレストレスト・コンクリート工事技術で業界随一(中略)プレストレスト・コンクリートとは、施工段階で圧縮する力をかけておくことで、引っ張る力がかかっても破壊しないように工夫したものを指す(中略)昭和35(1960)年に三菱グループ10社が三菱建設を設立している。この2社が2002年に合併して、現在のピーエス三菱が誕生した。その経緯から、建設という名称は使われていないものの、ピーエス三菱は三菱グループ唯一の建設会社と言えるかもしれない
◆大林道路株式会社
東京では、これまでの人口増に下水道の整備が追い付いてきていない。昭和40年代から60年代にかけて敷設してきたものが使われており、下水道管の老朽化は大きな課題となっている(中略)そこで注目なのが大林道路だ。社名にある道路だけでなく、土木工事にも強く、敷設済みの下水道の更生工事の技術を擁する。子会社に既設排水管のメンテナンスを行う東洋テックスを持つ
◆オイレス工業株式会社
オイルレスベアリングの最大手(中略)同社のもう一つの事業の柱は、免震・制振装置の製造。こちらもシェアが高い。橋梁用、高層ビルなどの建築用、住宅用製品を手がけている。虎ノ門ヒルズ(東京・虎ノ門)、中之島フェスティバルタワーなどで実績がある
◆株式会社喜代村
中央卸売市場は湾岸部の江東区豊洲に移転することが決まっているが、その豊洲に建設が予定されている商業施設「千客万来施設」を整備、運営する事業者がこの喜代村を代表とするグループに決まった
◆株式会社竹中製作所
錆びないネジで世界的に有名なメーカー(中略)5年ほどかけて開発したのがフッ素樹脂薄膜被膜「タケコート」だ。タケコートが施されていることで、海中でのボルトの寿命は2、3年が50年近くに延びる(中略)世界シェアは現在、約50%
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『成毛眞の本当は教えたくない意外な成長企業100』成毛眞・著 朝日新聞出版
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4023312703
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◆目次◆
第1章 東京五輪開催に向けて伸びる企業
第2章 新たな製造拠点に積極投資する企業
第3章 何世代も続いてきた超長寿企業
第4章 グローバルニッチトップ企業
第5章 地方の“ミニ東京”を形成する企業
第6章 成毛眞が注目する前途洋々企業
対談 トップヘッドハンターに聞く
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