【マッキンゼーの隠れたノウハウ】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761269987
「正しいフレームを持つことで、人は正しく考えられるようになる」
車で言うなら「センターライン」や「車止め」。バスケットで言うなら「リング」。われわれのキャリアに関係する部分で言うなら、職務経歴書の「フォーマット」。
これらのフレームがあることで、われわれは正しく考えることができ、かつ評価されています。
ということは逆に、フレームを持たずに努力しても、正しく考え、正しく評価されることはない。
それほど「フレーム」というのは大事なのです。
本日ご紹介する一冊は、デキる外資系コンサルタントの思考フレームを、香港のマーケティング会社のCOOを経て、戦略系コンサルティングファームのコンサルタントとなった著者が明かした一冊。
「方眼ノート」に着目するとは、じつにユニークな視点ですが、本書では、マッキンゼー、BCGが使っているフレームワークや、全米の有名大学が採用している「コーネルノート」のフォーマットを紹介しています。
いずれのノートにも共通しているのは、「事実」「解釈」「行動」でノートを区分けする「黄金の3分割」と呼ばれる手法。
これによって、再度見返した時のノートの価値が変わる、というのが本書の主張です。
◆トップエリートのノートに共通するフレーム(=黄金の3分割)
「事実=板書」
「解釈=気づき」
「行動=要約」
ほかにも、マッキンゼーの「空・雨・傘」のフレームワークや、実際にノートを使う時の細かなノウハウに触れており、実践的な内容です。
◆マッキンゼーの「空・雨・傘」
「空=いまの状況」
「雨=その状況に対する解釈」
「傘=その解釈により、どんな行動をとるか」
◆ノートを使う時のノウハウ ※一部紹介
・方眼ノートを「ヨコ」向きで使う
・新聞のように「見出し」をつける
・「事実」と「意見」を色分けする
・「単語」ではなく「文章」で書く
興味深かったのは、マッキンゼーのコンサルタントも、BCGのコンサルタントも、コーネル大学の学生も、東大合格生も、デキる人はみな「方眼ノート」を使っているという事実。
やはり、デキる人は「計量化」したり、「図解する」癖がついているのでしょうね。
仕事をもっと効率的にしたいと願う社会人や、受験合格を目指して頑張っている受験生、戦略コンサルタントのノウハウを知りたい方に、ぜひおすすめしたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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コンサルタントになって間もないころ、元マッキンゼーのパートナー(役員)だった上司から、あるものを手渡されました。それは、A4の青い方眼ノートでした
人生のステージを変えるために、ノートを進化させる
◆頭がいい人のノートを分解したら、こんな「3法則」からできていた
法則1:「方眼ノート」を使う
法則2:「見出し」をつける
法則3:「3分割」して使う
「学んだことを再現できるノート」を書く
「センターライン」「バスケットボールのリング」「自動車の車止め」が教えてくれる事実は、フレームがしっかりしていたら、人は正しい思考・行動ができるようになるということです
元マッキンゼー日本支社長の大前研一さんは、巨大方眼ノートを使っていることで有名です。現在も、マッキンゼー時代に特注したA2サイズの巨大方眼紙を使っています
◆トップエリートのノートに共通するフレーム(=黄金の3分割)
「事実=板書」
「解釈=気づき」
「行動=要約」
◆マッキンゼーの「空・雨・傘」
「空=いまの状況」
「雨=その状況に対する解釈」
「傘=その解釈により、どんな行動をとるか」
外資系コンサルタントは方眼ノートを「ヨコ」向きで使う
新聞のように「見出し」をつける
黒板を見ながら丸写しするのではなく、「黒板→書き写す」の間に「頭の中のスクリーンに焼き付ける1秒間」をもつ
「センタースペース」を制する者が、勉強をも制する
「事実」と「意見」を色分けする
ノートを「単語」ではなく「文章」で書くこと
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『頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?』高橋政史・著 かんき出版
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761269987
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◆目次◆
[はじめに]マッキンゼーのコンサルタント、東大合格生が使っている「方眼ノート」
第1章 人生を変えたければ「ノート」を変えよう!
第2章 マッキンゼーのコンサルタントが必ず使う「マッキンゼーノート」の秘密
第3章 人生の基本!「勉強ノート」をきわめる!
第4章 仕事ノートは「捨てる!」ノート
第5章 一生の武器になる!「プレゼンノート」をきわめる
[おわりに]あなたの「夢を叶えるノート」
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