2014年4月11日

『起業失敗の法則』鈴木健介・著 vol.3552‏

【起業する前に読んでおきたい一冊】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4799314858

出版の世界において、「自伝」と「私の子育て体験」は、誰もが書きたがるけれど、ほとんど商業出版につながらないテーマ。

同様に、起業の世界では、「カフェ」と「雑貨」が、みんながやりたがるけれど、儲からないビジネスとして有名です。

セオリーを知らないと成功できないのは、出版でも起業でも同じ。なかでも、「失敗に至る道」は知っておいて損はないでしょう。

本日ご紹介する一冊は、好評を博した『カッコ悪く起業した人が成功する』の著者、鈴木健介氏による起業本。

※参考:『カッコ悪く起業した人が成功する』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/B00AEE404E

これから起業する人が知っておきたい常識やノウハウ、心構えをギュッとコンパクトにまとめており、どうすれば失敗を避けられるか、丁寧なアドバイスがなされています。

・「やりたいこと」で起業してはいけない
・自分に関わるすべての人が儲かっていることが、起業を企業に成長させていく基本
・怖がるべきは、客がいるかいないか
・大切なのは資金効率

など、起業家が守るべき「鉄則」が書かれており、これから起業する方には、必読の内容です。

ぜひ、チェックしてみてください。

———————————————–
▼ 本日の赤ペンチェック ▼
———————————————–

「やりたいこと」で起業してはいけない

客は、見つけるものでも作り出すものでもありません。失敗しないためには、「客が待っている仕事」で起業して、あなたの存在を「客に見つけてもらう」ことが重要なのです

自分に関わるすべての人が儲かっていることが、起業を企業に成長させていく基本

起業を目指す場合、怖がるべきは、客がいるかいないかだけ

今の時流は何でしょうか? 大きく分けて、「我慢」「節約」「エコロジー」「健康」の4つがテーマ

昭和大恐慌のときには、財閥でなくても、たとえば大きな料亭のように、金持ちを相手にするビジネスは生き残っていた

起業は、勢いです。知識ばかりたくさん詰め込んでも、行動を起こさなければ、成功することはできません

普通は、利益率の高いビジネスを考えがちになりますが、大切なのは資金効率なのです

家族や友人を保証人にするな

技術者の起業を成功させるのには、2つの重要なポイントがあります。それは、「マーケットリサーチに長けたパートナーを得ること」と「そのパートナーの意見を優先させること」です

「売れている店」よりも、大切にすべきは「売っている店」です。「売っている店」とは、立地がよくない中でも経営努力をしている店です。こうした店の経営者には次のような共通点があります。
(1)新しい会社・商品に興味がある
(2)まず置いてみて、扱うか否かは自分ではなく客に決めさせる
(3)商品の勢いが落ちてきても一緒に改善策を考える

ビジネスにおいては、「相手の利益に貢献できる」提案であることが、成功させる第一要件

相手にリスクを感じさせるな

出入り業者を情報提供者に

聞いた話を誰もが、誰かにしゃべりたくなる言葉をつけるのです。
その言葉とは、「誰にも言わないでよ」

————————————————

『起業失敗の法則』鈴木健介・著 ディスカヴァー・トゥエンティワン
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4799314858

————————————————-

◆目次◆

Part1 起業を考えたらまず知っておきたい「失敗の法則」
Part2 起業準備編
Part3 営業編
Part4 事業拡大編
Part5 経営者編

この書評に関連度が高い書評

この書籍に関するTwitterでのコメント

NEWS

RSS

お知らせはまだありません。

過去のアーカイブ

カレンダー