【議員秘書の人間関係術とは?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478026653
本日の一冊は、衆議院議員秘書、大手コンサルティングファーム、IT系上場企業等の役員を経て、現在は経営コンサルタントとして活躍する著者が、人たらしの技術を紹介した一冊。
起業して、失敗を重ねるとわかることですが、人間関係でしくじると、本当にろくなことがありません。
また、一見親切そうに見えたり、あたかも味方のように振る舞う人間が、じつは裏切者だったというのはよくある話です。
わかっていてもなかなかうまくできないことではありますが、転ばぬ先の杖として読んでおきたいのが、本日ご紹介する一冊。
決してしくじることが許されない議員秘書が、普段どういうところに気をつけ、人間のどこを見ているのか、どんなコミュニケーションを心掛けているのか、バッチリわかる内容となっています。
その場で回答せず、後で回答してギャップで喜ばせる技術、相手に恩を売るために責任を負うという考え方、相手の逃げ道を用意する心遣い、相手が信用できる人間かどうか見極める技術…。
正直、「ここまでやるのか」と思う内容ではありますが、人付き合いが下手な人は、読んでおくといいでしょう。
故・田中角栄元首相のエピソードはじめ、興味深いエピソードも紹介されており、なかなか興味深い内容です。
◆田中角栄元首相のエピソード
1.政敵の議員の両親が亡くなった際、誰よりも早く献花を届け、出棺の際には傘もささずに最敬礼で見送り続けた。しかも、生花店に命じて1週間もの間、毎日新しい献花を届けさせた
2.田中派ではない他派閥の若手議員が入院したところ、真っ先に駆けつけて分厚い封筒を渡し、その場を後にした。翌日、派閥のボスが見舞いに訪ねたが、見舞金は田中角栄よりはるかに少なかった
ぜひチェックしてみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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人脈とは誰を知っているかではなく、誰に知られているかが重要
人を紹介するのは重大なことです。場合によっては紹介者自身の信用に関わってくるからです。重要なのは、紹介してください、と人に頼むのではなく、紹介してあげたいと思わせる人物に自分自身がなることです
責任を負うことの最大のメリットは、相手に「恩」を売れるということです。言い訳をすれば潔さが半減してしまうため、この「恩」の印象を薄れさせてしまいます。責任を負うときには、覚悟を決めたほうが結局は得策
話し方のポイントは、断定したり、体言止めにすることです。この話し方で有名な政治家が、小泉純一郎元首相です
核心部分に迫るような質問やツッコミがあったときには、さらに難解な専門性の高い話題を持ち出せば相手を煙に巻くことができます。そこで相手が反論できなければ「質問をするなら、それくらいのことは理解しておいてください」という雰囲気を出せば、それ以上ツッコまれることはありません
◆田中角栄元首相のエピソード
1.政敵の議員の両親が亡くなった際、誰よりも早く献花を届け、出棺の際には傘もささずに最敬礼で見送り続けた。しかも、生花店に命じて1週間もの間、毎日新しい献花を届けさせた
2.田中派ではない他派閥の若手議員が入院したところ、真っ先に駆けつけて分厚い封筒を渡し、その場を後にした。翌日、派閥のボスが見舞いに訪ねたが、見舞金は田中角栄よりはるかに少なかった
指摘されたら、それを受け入れることです。受け入れて次のアクションにつなげることが大切です。指摘するほうは、逃げ場を与えずに完膚なきまで叩きのめしてはいけません。次のアクションにつながらないうえに、感情が憎しみに変わってしまいます
信用できない人を排除しなくては、後々面倒なことになる
口の軽いできない人を日頃から特定しておくことです。このような人に、間違えて上司の陰口や批判をすると、話が曲解されて伝わっていきます
立場が上になればなるほど、建前で話す
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『キーパーソンを味方につける技術』尾藤克之・著 ダイヤモンド社
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◆目次◆
はじめに
第1章 議員秘書こそ、「人たらし」のプロフェッショナルである
第2章 相手の懐に飛び込む議員秘書の5つの秘訣
第3章 「なるほど!」と思わず唸るキーパーソンを味方につける技術
第4章 上司を味方につける
第5章 「人たらし」とは人生究極のゴールである
あとがき
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