【注目のデビュー作?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492045171
本日の一冊は、投資銀行+コンサル+大手資産運用会社+プライベート・エクイティ+MBAという類まれなキャリアを持ち、東洋経済オンラインで人気No.1コラムニストとなった著者が、グローバルエリートの素顔と働き方に迫った一冊。
年間5億PV突破のコラムニストの待望のデビュー作ということで、ネットでは早くも注目されているようです。
内容は、外資系企業に勤めるグローバルエリートの報酬や性質、どんな人間が一流になるかといったノウハウ。
内容のほとんどは、エリートの世界をのぞき見たい人向けのものですが、ノウハウとしても、役立つ部分がいくつかあります。
年収5億円でも、お客さんに堅実なイメージを与えるために1000円の腕時計をつける、人の関心が向かう分野を先取りして勉強し、誰よりも先に発表する、クライアントの信頼を獲得し、アドバイスを実行してもらうために「聞く」など、実践的なアドバイスがいくつも記されています。
下世話ながら面白かったのは、第5章「エリートたちの恋愛・結婚事情」でした。
エリートがどんな女性を結婚相手に選ぶのか、エリートに離婚が多い3つの理由など、エリートの実態がわかり、興味深い内容です。
グローバルエリートを目指す方、グローバルエリートと付き合う方は、ぜひ読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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お金に細かい人だからこそ、他人は自分のお金を預けたくなる
お金はふんだんにあるのに、レストランに行くときも、ホテルに泊まるときも、飛行機に乗るときも、その必要がないと判断したら、驚くほど最安値を追求する
トップエリートたちは、泊まるホテルをわざとお客さんのホテル以下の三ツ星にしたり、わざとエコノミークラスで移動したり、安めのレストランに行ったりする
なぜエリートの中でも優秀な人に限って、1000円の腕時計をつけるのだろうか。それはお客さんの投資家に会うときに、「そんなにいい生活はしていません。無駄遣いはしていません」という堅実なイメージを送るためである
イギリスでは、MBAが他国ほど重視されず、職歴や中学高校時代に遡った「同じ上流階級の人間関係」が重視されるので、イートンなどの全寮制のボーディングスクール時代のつながりで仕事が回っていることも多い
何事も、人の関心が向かう分野を先取りして勉強し、誰よりも先に発表せよ。そうすると、中身や結果はどうであれ、「第一人者」の称号を得られる確率は高い
「十分に自社のことを理解してくれている」という実感がないと、クライアントは信頼してアドバイスを聞き、実行してくれない
野生の勘が働かない偏差値ガリ勉タイプに、ストリート・スマートな(野生の勘が働く)プロフェッショナルの管理を任せてはいけない。そういう上司がいる職場はカルチャーが非効率かつ窮屈になり、いくら高い報酬を積んでもスタープレーヤー流出の憂き目にあう
◆「最強のチーム」をつくる3つのポイント
1.絶対に友達とは組まない
2.利益分配と労働内容をきちんと決めておく
3.優秀な部下を辞めさせない
きれいなだけの女性は「恋愛マーケット」では買われても「結婚マーケット」では売られる
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『世界中のエリートの働き方を1冊にまとめてみた』ムーギー・キム・著 東洋経済新報社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/ 4492045171
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◆目次◆
序章 世界のトップエリートに共通する7つの特徴
第1章 投資銀行のトップエリートに学ぶ
第2章 トップ・コンサルタントに学ぶ
第3章 資産運用会社のトップエリートに学ぶ
第4章 プライベート・エクイティのトップエリートに学ぶ
第5章 エリートたちの恋愛・結婚事情
第6章 なぜエリートたちには離婚が多いのか?
スペシャル付録 トップエリートがやっている
「今日からマネできる!」12のスキル
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