【10倍株の見つけ方】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4862042562
本日の一冊は、投資ブロマガランキングで1位を獲得した人気ブログ「『大化け株投資』のすすめ」の主宰者であり、3年半で5つの10倍株をヒットさせた朝香友博さんによる一冊。
本書では、大化け株発掘のポイントと指標、そして勝つための投資原則がまとめられており、個人投資家には重宝します。
経験が浅いとつい、「予算内で購入できる株」「著名な大企業」「優待が魅力」などの理由で銘柄を選んでしまいがちですが、じつはこれ、「日経マネー」によると「負け組」の投資の特徴だそうです。
反対に、<勝ち組となる銘柄選びは、投資のルールを設定したうえで、時間軸を長く取り、有望な企業(将来性のある事業・価値に比べて株価が割安・財務が悪くない・チャート分析で上昇期待)に投資をすること>だと紹介されています。
実際の買い方についてもアドバイスがあるので、参考にすると良いでしょう。
1.1年半で最も終値が高く、勢いの強い株価か
2.時価総額1300億円以下か
3.創業者・同族、または役員が自社の大株主か
4.売上が5年前から1%でも増収、かつ予想売上も増収か
5.予想営業利益は増益か
6.会社四季報のコメントはポジティブか
7.最低限の財務安全度はあるか
8.予想PSRは割高でない(2・5以下)か
有名投資家の言葉や他の書籍からの引用も目立ちますが、著者独自の「売り」「買い」のアドバイスがあり、興味深く読むことができました。
ぜひチェックしてみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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銘柄数があまり買えないなら、小さい時価総額のほうが大化けする確率がより高い
すでに大企業の株は大化けしにくいので買わない
伸びる会社は、自社株を持っている経営陣(オーナーか役員)がいます
負け組の特徴とは、予算内で購入できる・著名な大企業・優待が魅力・注目のテーマで銘柄を選ぶ傾向にあるそうです。逆に、勝ち組となる銘柄選びは、投資のルールを設定したうえで、時間軸を長く取り、有望な企業(将来性のある事業・価値に比べて株価が割安・財務が悪くない・チャート分析で上昇期待)に投資をすること>だと紹介されていました(日経マネー2013年10月号より)
ケインズは、「株は美人投票」だと言いました。そうだとすれば、投票の定数に値するのが株の世界では出来高となります
1年半来の終値高値をつけたある銘柄のその週の出来高が、その週足チャート内での出来高と比べて相対的に少ない場合は、その高値は大化け加速サインとしては無効であると判断していただきたいのです。逆に比較的多めの出来高を伴い、1年半来の終値高値の「節」を破り上放れしたら、その投票は有効であり人気が加速する証拠となります
「持続的な成長企業であるためには、概ね株価が上昇トレンドでなければならない」(『日本の持続的成長企業』より)
過去のファンダメンタルだけで取り引きをしていると、業績や決算見通しに関して一部のプロから遅れを取ることになります。しかし、株価は、プロにもアマにも平等で変わらない情報です
成長が著しいものの、知名度がまだ低く、多くの投資家が気づいていない時価総額の小さな会社が狙い目です
バブル崩壊後の失われた20年間で最も株価が上昇した、ニトリ・ヤマダ電機・ユニチャーム・久光製薬(創業家の中富家から社長を出しており、広義の意味でオーナー系に含めておく)・日本電産の上位5つの企業すべてがオーナー系経営
差別化できない事業で価格競争の過熱はとてつもない危険信号
PBR1倍割れは「ここ数カ月の下落」サインである可能性が高い
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『[テンバガー] 10倍株で勝つ』朝香友博・著 アールズ出版
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◆目次◆
序 章 15分でわかる「10倍上がる株で勝つ」入門
第1章 リスクが大きいようで小さい10倍株投資
第2章 大化け加速サインを見抜く「チャート3点分析」
第3章 大化けする株の経営・財務
第4章 さあ、10倍期待の成長株をピックアップしよう
第5章 中長期投資で、これだけはやってはいけないこと
第6章 明日のスター企業を探し求めて
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