【全米で話題のカリスマ教師が語る、練習の秘訣】
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「Practice makes perfect」という諺があるように、完璧を目指すなら、やはり日々の練習が大事です。
とはいえ、漫然と頑張るのは、百害あって一利なし。
なぜなら、間違った練習は、「間違いをくり返しているおそれがある」からです。
<必要なのは「練習」だ──たんなるくり返しではなく、本物の「練習」。マイケル・ジョーダンは言った。「1日8時間シュートの練習はできる。でもやり方がまちがっていたら、まちがったシュートがうまくなるだけだ」>
本日ご紹介する一冊は、全米で話題のベストセラー『Teach Like a Champion』の著者、ダグ・レモフと、スクールカウンセラーのエリカ・ウールウェイ、小学校校長のケイティ・イェッツイら3人のカリスマ教師が、成功する練習の法則を説いた一冊。
UCLAのバスケットボールチームのコーチを務め、「20世紀でもっとも偉大なコーチ」に選ばれたジョン・ウッデンはじめ、優れた教師の指導法、練習メニューに触れ、真に上達する練習とは何か、その条件を導き出しています。
伝説のコーチ、ジョン・ウッデンによれば、<20人の選手が5つのボールを使って、きちんと設計された予測可能な環境で練習するほうが、10人の選手がひとつのボールを使って、予測不可能な実戦に近い練習をするより効果があがる>。
やはり上達したければ、練習には正しいやり方というものがあるのです。
以下のように、上手い練習のやり方、さらには教師の指導法についてもヒントが示されており、まさに珠玉の一冊。
・成功を体感できるものにする
・最大の価値を生む20パーセントに集中して取り組む
・創造的になりたいなら、別の部分を自動化する
・批評ではなく、正しい方法でやり直しを求める
・スキルを分離して個別に練習する
・スキルに名前をつけて共有する
ぜひチェックしてみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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必要なのは「練習」だ──たんなるくり返しではなく、本物の「練習」。マイケル・ジョーダンは言った。「1日8時間シュートの練習はできる。でもやり方がまちがっていたら、まちがったシュートがうまくなるだけだ」
ふつうの教師とすばらしい教師を分けるテクニックのひとつに、授業を続けながら、ことばを使わずに生徒の行動を正せるかどうかがある。集中力が途切れそうな生徒の行動をことばで正すと、授業の流れが中断してしまう
全米でも最高クラスの教員コーチ、マイケル・ゴールドスタインはこう語った。「仲間同士で毎日だらだらと何時間もバスケットボールを練習している子供より、的確な指導とフィードバックを得ながら1日2時間、集中して練習する子供のほうが上達する」
練習における「習得の確認」では、できるだけ早く、かつ前向きにまちがいに反応して、補正することが求められる
80パーセントの結果を生み出す20パーセントの重要なスキルを練習しているなら、「やり方はわかった」ところでやめてはいけない。20パーセントのスキルの目標は、たんに習得するだけではなく、きわめてうまくなることだ
最重要の20パーセントは時とともに変わるので、定期的に見直す必要がある
もっと創造的になりたいなら、別の部分を自動化すると役に立つ
スキルに名前をつけて共有する
手本を示すまえに、あらかじめ何を見るべきかを相手に伝えておく
新人は手本をそのまままねていいのであり、むしろそうすべきだ
行動の変化においては、結果の「速度」が結果の「強さ」をつねに打ち負かす
「認識のことば」で、正しくやったことをよりはっきりと理解させる。
「くり返しのことば」で、もう一度やらせる。
「応用のことば」で、スキルを適用する新しい状況を見つけさせる。
コーチングの鍵のひとつは、自制して少数のポイントに集中すること
よいフィードバックとは、問題点ではなく、すぐに行動に移せる具体的な解決策を説明するものだ
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『成功する練習の法則』ダグ・レモフ、エリカ・ウールウェイ、ケイティ・イェッツイ・著
日本経済新聞出版社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532318882
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◆目次◆
Introduction 結果を出すための練習とは
Chapter1 練習の思い込みを見直そう
Chapter2 どんな練習にするか考えよう
Chapter3 手本を活用しよう
Chapter4 フィードバックしよう
Chapter5 練習できる組織を作ろう
Chapter6 練習は終わらない
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