【新世代起業家10人の取り組み】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4906700985
新しいビジネスアイデアの多くは、若い感性から生まれてくるものだと思いますが、歳を取ると、若い方と交流する機会がどうしても減ってきます。
取り残されないよう、頑張って情報を仕入れようと思っていても、何を調べたらいいかわからない、調べる時間が取れない、という人におすすめなのが、本日の一冊です。
この『世界を変える80年代生まれの起業家』は、新世代の起業家10人のビジネスと着眼点、発想法を紹介した、興味深い一冊。
ビジネスものなのに、なぜかスペースシャワーネットワークから発売されているので、放っておいたら埋もれそうな本。
若干記述に食い足りない部分がありますが、次世代起業家のカタログとして、またSNS、スマートフォン、グローバルが当たり前の環境で育ってきた世代の価値観を知る本として、じつに興味深い内容です。
それぞれの起業家が、素晴らしい着眼点を持っていますが、なかでも興味を引いたのが、スマホに特化したチケットサービス「tixee(ティクシー)」を開発した松田晋之介さんの発想法。
<イノベーションって、ものをなくすか、極端にスピードをあげるか、極端に小さくするか、この3つだと思っています>
<今しかできないこと、世界一、圧倒的、の3つが行動基盤>
など、興味深い考えが示されており、じつに参考になりました。(松田氏は、もともとCCCの社長室でも働いていたそうです)
読み物としては、もっと深く突っ込んでもらいたかった部分もありますが、全般的には新たなビジネスの台頭を予感させる内容で、興味深く読ませていただきました。
1970年代以上の世代には、ぜひ読んでいただきたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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創業から10年経たずに11億人以上のユーザー数を誇る世界最大のソーシャルネットワーク・フェイスブックをつくりあげた、起業家マーク・ザッカーバーグは、1984年生まれです
「自分は何もできないから」は、起業しない理由になりません。
「やりたいことがあるかどうか」が、大切なのです
「失敗したら借金地獄」というのは、起業に対する誤解の一つです。事業に賛同して投資家から集めたお金を正当に使えば、たとえ失敗しても、会社をやめる以上の責任をとらされることはありません。全力で取り組み、評価されていれば、次のチャ
ンスもあり得ます
ベンチャー企業が成功すれば、事業売却や株式公開などで、創業者は巨額のお金を得ることができます。但し、80年代起業家達が目指すのは、お金だけではありません。むしろ、お金はやりたいことを達成するための道具であり、目標をクリアしたときのボーナスポイントです
必要なものは外から持ってくればよい(伊地知天)
チケットは紙じゃないとだめなの? というところからtixeeは始まりました(中略)ガラケーからスマートフォンになっていって、色々なサービスが進化していく中で、チケットは進化していなかったからです(松田晋之介)
今しかできないこと、世界一、圧倒的、の3つが行動基盤です(松田晋之介)
イノベーションって、ものをなくすか、極端にスピードをあげるか、極端に小さくするか、この3つだと思っています(松田晋之介)
簡単にするっていうことはお客さんの行動を読んでAかBか選ばせてるってこと(文原明臣)
コピーができないもの、例えば体験や物体であれば、これからも価値が保たれるのではないか(海保けんたろー)
歳を重ねると当時の友人が徐々に偉くなっていくから若い時の人脈は大切にした方がいい(関根佑介)
(Locariでは)楽天とかアマゾンで探すのがむずかしい、もしくは置いていないような、主にファッション系の商品をお客様のスマートフォンに配信していきます。基本的にはスマートフォン上のアプリとして提供します。毎日20~30%の割引セールがあって、私達がブランドと契約して、商品が売れたら直接お客様に配送してもらいます
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『世界を変える80年代生まれの起業家』山口哲一・著 スペースシャワーネットワーク
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4906700985
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◆目次◆
はじめに~「仕事」に悩んでいるあなたに
伊地知天
松田晋之介
浅枝大志
文原明臣
海保けんたろー
関根佑介
野田威一郎
平山和泉
鈴木仁士
西尾周一郎
おわりに~音楽プロデューサーが起業家との対談集を著した理由
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