【注目。】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4023312215
本日の一冊は、ゴールドマン・サックス、ハーバード・ビジネス・スクール、マッキンゼー&カンパニーでキャリアを積んだ著者が、世界のエリートの仕事術を説いた一冊。
著者自身の過去のエピソードを披露しながら、世界のトップエリートが、どんな考え方で、どんな仕事をしているか、その「基本」を紹介しています。
ゴールドマンでの新人時代に先輩から教えられた“attention to detail”(細部に注意をはらうこと)の考え方、マッキンゼーのコンサルタントが呪文のように唱える“So what?(だから、何?)と”“Why so?(それは、なぜ?)”、ハーバードで教授が生徒の名前を覚えるためにやっていることなど、さまざまなエピソードとアイデアが登場し、読ませてくれます。
ただ、内容の大半は、タイトル通り「基本」であり、ゴールドマン、ハーバード、マッキンゼーでなければ学べないというほどの内容ではありません。
ただ、会う場所や環境を変えて人に会うことや、世の中がどう反応するかを考えながら新聞を読むこと、引き受けた仕事は5分間限定ですぐやるなど、著者独自の仕事ノウハウが入っていて、新人教育にはピッタリの内容と思いました。
これから成果を出そうとする20代、30代が読めば、きっと得るところが多い一冊だと思います。
ぜひチェックしてみてください。
—————————————————
▼ 本日の赤ペンチェック ▼
—————————————————
時間を共有する際に注意することは、会う場所や環境を敢えて変えることです。ランチの場で出会った相手とは、次回はディナーを一緒にする。飲み会で出会った相手とは、明るい時間帯にランチをする、あるいはコーヒーを飲む
元マッキンゼー日本支社長の大前研一さんは、「読んだ時間の3倍考えなさい」と言っています
より重要なことは、ニュースや新聞で取り上げられた情報に、世の中がどう反応するか、を見極めることです
マッキンゼーのコンサルタントが呪文のように唱える2つの言葉があります。それは、“So what?(だから、何?)”“Why so?(それは、なぜ?)”です
もっとも頭の冴えている時間帯に、いわゆる作業的な仕事に取り組まないこと
仕事を引き受ける際には、その場で指示者と仕事の完成イメージを共有しましょう
引き受けた仕事は5分間限定ですぐやる
ホウレンソウは仮説を入れて、念押し型でやる
“attention to detail”(細部に注意をはらうこと)
私が、ゴールドマンでの新人時代に、耳が痛くなるくらい刷り込まれた一言です
会議ではホワイトボードの前に座る
議論整理役として、効果を発揮するのが「What if ?」です。What if ? とは、議論の前提条件が変わったときに、結論がどのように変わるか、という視点を提示する、きっかけとなる問いかけのことです
ビジネスの場で英語を使いこなすためには、「ペラペラ」の呪縛から解放されなければなりません。発音や会話への意識が強すぎると、堂々と論理的に自己主張する前に日本語アクセントが気になってしまいます
◆会社は「退学」せずに「卒業」する
1.前職の同僚は貴重な財産
2.自分の中で「逃げた」経験を作らない
————————————————
『世界のエリートはなぜ、「この基本」を大事にするのか?』戸塚隆将・著 朝日新聞出版
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4023312215
————————————————-
◆目次◆
prologue 就職世界ランキング1位と2位で学んだこと
Chapter1 人との「つながり」に投資する
Chapter2 自分の内面と外見を磨く
Chapter3 時間に支配されずに働く
Chapter4 決定的なコミュニケーションで成果を出す
Chapter5 利益を生む資料と会議で貢献する
Chapter6 世界に打って出るキャリアを高める
Epilogue 本書の原稿を短期間で執筆できた理由
この書評に関連度が高い書評
この書籍に関するTwitterでのコメント
同じカテゴリーで売れている書籍(Amazon.co.jp)
お知らせはまだありません。