【リーダーの82項目】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4799313290
本日の一冊は、ベストセラー『99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ』の著者による、注目のリーダー編。
※『99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4799311344
著者は、自らが管理職として日本アイ・ビー・エムで働き、大企業グループなど複数社の人事制度改革リーダーを務めたこともあるそうで、本書にはその経験が活きています。
本書で書かれているのは、リーダーとして覚えておきたいマネジメント、人心掌握のテクニック。
「リーダーなんてただのコツ!?」と書かれているように、これさえやればうまく行く、という82のTipsが、コンパクトにまとめられています。
このなかから、いくつかポイントを紹介しましょう。
<4番バッターばかり集めない>
<箸の上げ下ろしまで口出ししない>
<手がらはメンバーのもの、失敗はリーダーの責任>
<本来「あなた」とか「君」といった二人称を使うべきときに、この「私たち」「僕たち」を使えると、効果が高まります>
<むしろ「人は裏切る権利ももっている」くらいに思っておくと、結果的に肩の力が抜けてうまくいく>
マネジメントは、できない人にとっては複雑怪奇な世界ですが、デキる人にとっては、やるべきことを淡々とこなす、方法論の類のもののようです。
自分の感情をどうコントロールするか、という問題は残りますが、やるべきことは、きちんと網羅された一冊だと思います。
リーダーとして困難に直面したら、ぜひ紐解きたいTips集です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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「リーダーは性善説にもとづき人をやる気にさせる仕事」、「マネジャーは性悪説にもとづき人を管理する仕事」
4番バッターばかり集めない
チームというのは、みんなで大きな仕事をしたり、自分のもっていない能力を補うために組むものですから、むしろ自分よりも能力の高い人を集め、それぞれをプロフェッショナルとして尊重して接したほうがうまくいきます。ここでのコミュニケーションは、「指示・命令」ではなく、「期待・依頼」にもとづくもの、つまり、上から目線で知ったかぶりをするのではなく、教えを請うべきだということです
実績のある人であればあるほど「必要とされていて自分の意思も尊重される」と感じた時点で、かなりの確率で仕事を受けてくれる
箸の上げ下ろしまで口出ししない
こと細かに「作業指示」をしないことが大切
仕事は難しいことから順番にできる人に割り振り、最後に残った仕事を残った人に依頼する
「手がらはメンバーのもの、失敗はリーダーの責任」
メンバーは自尊心が先に立つ人よりも、正直な人についていきたいと感じる
本来「あなた」とか「君」といった二人称を使うべきときに、この「私たち」「僕たち」を使えると、効果が高まります。たとえば、仕事の範囲を限定したがるメンバーに対しては、「それ、あなたの仕事ですよね」と少し強いトーンで話すのではなく、「それって私たちの仕事ですよね」と言うだけで、ずいぶんと与える印象が変わります
責任から逃れようとしている人に、ついていきたい人はいない
むしろ「人は裏切る権利ももっている」くらいに思っておくと、結果的に肩の力が抜けてうまくいくことも学びました
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『99%の人がしていないたった1%のリーダーのコツ』河野英太郎・著 ディスカヴァー・トゥエンティワン
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◆目次◆
CHAPTER1 メンバー選びのコツ
CHAPTER2 仕事の依頼のコツ
CHAPTER3 メンバー評価のコツ
CHAPTER4 トラブル対処のコツ
CHAPTER5 チームを前進させるコツ
CHAPTER6 モチベーションを高めるコツ
CHAPTER7 人を育てるコツ
CHAPTER8 自分を整えるコツ
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