【世界基準の勉強法とは?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/434402334X
グローバル化の進展に伴い、ビジネス書の著者も、海外の学位を持つ方がちらほら出ています。
本日紹介する、『世界基準で夢をかなえる私の勉強法』の著者、北川智子さんは、カナダのブリティッシュ・コロンビア大学で数学と生命科学を専攻、同大学院でアジア研究の修士課程修了、その後、プリンストン大学で博士号を取得し、ハーバード大学では教鞭をとったという人物。
もともと理系で、英語が苦手だった著者が、どうやって英語をマスターしたのか。どうやって難関校に合格したのか、本書にはその秘訣が書かれています。
・英語は、子供向けのテレビ番組で学ぶ
・正確な英語表現を覚えるために、相手(ネイティブ)の質問を繰り返す
・英語で読み聞かせをする
など、具体的な勉強法がいくつも紹介されており、参考になります。
個人的には、冒頭に書かれている、<大事なことはいつまで経っても大事>という話が印象に残りました。
<時を重ねても、自分の中に残ること、それこそが勉強の成果であり、自分を形づくるすべてなのだ>
最近は情報過多のせいで、大量の情報をいかにして効率よく取り込むか、ということばかり強調されますが、本当に大切なのは、チャレンジと成長です。
本書は、その両方を疑似体験させてくれる一冊です。
留学を考えている方はもちろん、思い切って海外に打って出たい方にも、おすすめの一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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大事なことはいつまで経っても大事
時を重ねても、自分の中に残ること、それこそが勉強の成果であり、自分を形づくるすべてなのだ
どのように成功を導く環境をつくるか。そして、どれだけ早く失敗から立ち直り、友人や恩師から学んだことを自分の中に吸収するか
私の英語の勉強はその小さなカードからスタートした。通学だけでなく、一人で出かける時は、行き先までの道の名前や、簡単な指示が英語で書いてあるカードを持つ
子供向けテレビ番組で基礎の基礎を覚える
聞き取れても、自分の答えを考える間に、質問を繰り返すようにした。たとえば、Did you have a good day?(いい1日だった?)
と聞かれた場合、Did I have a good day……?(私……いい1日だった?)と、いったん、主語とイントネーションを若干変え、文を言い換えて繰り返したのだ。すると、そこで自分がとんちんかんな理解をしていたら、家族は、あ、そうじゃなくて……と説明してくれるし、もし文章が合っていれば、その後に答えを続けてくれる
絵本の読み聞かせを繰り返すことで、英語を読むことに関して多少の自信が生まれてきた
日々暮らしていくのに必要な英語から順番に身につけると、TOEFLの点数はぐんと上がる
頭の中で「重要な点だ」と認識した瞬間、それは記憶に残る。
つまり、これは重要だと、自分が思い込めるか思い込めないかで、記憶に差が出る
勉強やプロジェクトの範囲とそのタイムラインを決めるのは、最後は「自分」しかない
覚えた内容を何度も思い出す時間をつくる
「いい勉強」には「いい議論」の場が不可欠
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『世界基準で夢をかなえる私の勉強法』北川智子・著 幻冬舎
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/434402334X
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◆目次◆
第1部 大きな壁は回り道をして越える
~カナダ・ホームステイ・英語編~
第2部 カジュアルに、エンドレスに勉強する
~カナダ・ブリティッシュ・コロンビア大学・留学編~
第3部 24時間を144時間の濃さにする
~米国・プリンストン大学・大学院編~
第4部 結果を出すには準備がすべて
~米国・ハーバード大学・先生編~
第5部 勉強は「約束」を果たすために
~英国・ケンブリッジ・飛躍編~
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