【関西弁で学ぶマネジメント】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4860635809
本日の一冊は、大手監査法人を経て、30歳でリフォーム大手の株式会社オンテックスに入社、入社後わずか90日で経営管理本部取締役に就任したという公認会計士の著者が、リーダーに求められる経営センスについて、論じた一冊。
著者は現在、5期連続50%超増収のベンチャー企業や、従業員平均年収1000万円超の少数精鋭企業などの会計顧問をし、数社の非常勤役員も兼務しているそうですが、クライアントはいずれも数字にこだわる企業ばかり。
本書では、著者がこれまでに触れてきたデキる経営者、リーダーの教訓を紹介し、そこに会計士ならではの切り口で解説を加えています。
<部下はリーダーの「言う通り」にはならへん。「する通り」になりよんねん>
<時間もお金と同じや。ちゃんと予算を決めとかな、部下が湯水のように使ってまうで>
見ての通り、関西弁で教訓が書かれており、中身はユーモアにあふれています。
個人的には、<お前、いつまでピーピー言うてんねん!>の部分でふき出してしまいました。
<「お前、いつまでピーピー言うてんねん! もう2カ月前にゴーサインを出しとんねんから、さっさとスタートせんかい!」社長が言っている「ピーピー」というのは、PDCAサイクル
のP、つまり目標・計画のことである>
数字に関する本の割には、数字が少ないのですが、損益分岐点売上高の求め方や、安全余裕率の求め方、部下の仕事を数字で評価する方法、チームの数字を評価する3つの比較方法など、勉強になる部分も多いと思います。
新米リーダー、二代目経営者に、ぜひおすすめしたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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いつまでも「補助輪」がついたままでは、部下は、自分自身で判断しながら「自走」することができない
部下はリーダーの「言う通り」にはならへん。「する通り」になりよんねん
社長を目指すんやったら、部下10人を司令塔に育てるこっちゃ
◆コミュニケーション線の公式
コミュニケーション線の数=チームの人数×(人数-1)÷2
多少は無理な目標にせなアカン。けど、無茶な目標にしたらアカンで
時間もお金と同じや。ちゃんと予算を決めとかな、部下が湯水のように使ってまうで
チームの目標と部下が大切にしてるもんをリンクさせたれよ
「フルマラソン4時間完走!」って目標を掲げるんやったら、まずは「5km25分」を目標にせんとな
「お前、いつまでピーピー言うてんねん! もう2カ月前にゴーサインを出しとんねんから、さっさとスタートせんかい!」社長が言っている「ピーピー」というのは、PDCAサイクル
のP、つまり目標・計画のことである
ミスは責めたらアカン。けど、手抜きはトコトンつめなアカン
ダラダラ残業をほめてしもたら、バリバリ社員がアホらしなってまうがな
「期間比較」「予算比較」「他社比較」の3つの比較を使えば、リーダーはチームの数字が何を意味するか、より深く理解できるようになるだろう
価格と数量、どっちに問題があんねん?
部下の仕事は、(質×量)÷時間で評価したりや
黒字リーダーはエエことをほめて、アカンことを叱る。赤字リーダーはエエ人をほめて、アカン人を叱る
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『そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか』山口揚平・著 アスキー・メディアワークス
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◆目次◆
第1章 リーダーは有言実行や。不言実行では評価でけへんで。
第2章 多少は無理な目標にせなアカン。
けど、無茶な目標にしたらアカンで。
第3章 ギリギリになってから部下にギャーギャー言うても、
そら「今さらジロー」やで。
第4章 営業力が弱いのと営業してないのとでは話がちゃうで。
第5章 「これ!」っちゅう改善策を3つに絞れよ。
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