【年商200億円の社長学とは?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4594060307
※改訂版はこちら:『地道力[新版]─目先の追求だけでは、成功も幸せも得られない!』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569815170
本日の一冊は、全国200店舗で年商200億円、自身の年収は4億円という「ヘアサロン業界の風雲児」、國分利治氏による一冊。
地元・福島の工業高校電気科を卒業後、19歳で美容院の経営者になるべく上京した著者が、いかにして従業員3000名の企業グループを率いるに至ったのか。
ご自身の年齢とその時々の年収、そしてビジネス展開が時系列でまとめられているので、何をどれくらいの規模でやれば、いくら稼げるのか、リアルにわかる興味深い構成となっています。
これによると、著者の修業時代(20~30歳)は、年収150万円~420万円でしたが、その後独立して複数店を経営することで、年収が280万円~840万円に(31~36歳)。
ここで満足しなかった著者は、37歳の時、アメリカの大型美容サロンを視察することで、「大型店」「フランチャイズ」に挑戦します。
これが当たって、年収は一気に1000万円を突破するのです。
さらに、著者が「航空母艦式」と呼ぶ出店戦略により、大型店を一気に拡大。年収は40代で4億円に達したそうです。
起業のステージに応じて、経営者は自己を高めていく必要がありますが、本書はいつ、どんな規模の時にどんな課題をクリアすればいいのか、著者の経験に基づいてまとめられているため、経営者にとって、じつに参考になります。
自己啓発書として読んでも読み応えがあり、
<若い頃は、自分の考えなんか持つな>
<体力のあるうちに、一定期間は体力勝負をするべき>
<人を楽しませる酒を飲め>
<○か×以外の答えを出すな>
など、20代、30代のビジネスパーソンには特に読んでいただきたい内容です。
現在、入手困難になっているようですが、ぜひ手に入れて読んでみてください。
きっと良い刺激になると思います。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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楽しく働くためには、人に使われてちゃいけない
仕事以外のことを何もかも犠牲にして、ただただひたすらに、がむしゃらに働き続けること、その姿は、周りの人間に説得力を持たせるだけの大きなインパクトを持っているということです
「楽しく仕事をしたい」「好きな仕事をしたい」と思われるのであれば、やるべきこととは、単純に言えば仕事に一番多く時間を使うしかないのです
上に立つ者に何より大切な資質は、意欲と責任感
成功している人が、人に追い抜かれないように、さらなる自分のスキルアップのために、寸暇を惜しんで本を読んでいるのです。その現実を前にすれば、本も読まずに成功しようなんて、おこがましい話です
若い頃は、自分の考えなんか持つな
成功者は時間を銀行に預けている
責任から逃げ出す人は、その時点で敗者決定
成功したいのであれば、体力のあるうちに、一定期間は体力勝負をするべき
楽しいことを続けていると、だんだんつまらなくなってきますが、楽しくないことは、続けているうちに楽しくなってくる
人を楽しませる酒を飲め
新しいオーナーは、自分が店長として黒字にした店を譲ってもらえるのです。頑張って黒字にしたら、愛着のある自分の店のオーナーになれる。このシステムなら、頑張ろうという意欲が自然に湧いてきます
若いスタッフたちにいつも口を酸っぱくして言っているのは、「○か×以外の答えを出すな」ということです。その理由は、反面教師である成功できない人の思考パターンを観察すれば、すぐに分かります。成功できない人たちは自分の中に△の答えを用意しています
年収は協力者の数に比例する
シャンプーを一回に3プッシュするのも4プッシュするのも、お客様の満足度に差がないとしたら、スタッフ全員に3プッシュを徹底させるのが、成功する経営者
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『地道力─年商200億円、全国200店のFC展開を成功させた社長学』國分利治・著 扶桑社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4594060307
※改訂版はこちら:『地道力[新版]─目先の追求だけでは、成功も幸せも得られない!』
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◆目次◆
まえがき 「ヘアサロン業界の風雲児」と呼ばれて
序 章 上京前夜(~19歳)
ヤンキーあがり
~「夢は社長」の原点
第1章 修業時代(20~30歳/年収150~420万円)
歌舞伎町の美容院
~タコ部屋時代の無休生活
第2章 独立(31~36歳/年収280~840万円)
わずか8席の個人店からのスタート
~独立、そして、いきなりの挫折
第3章 挑戦(37~40歳/年収840~1750万円)
「無謀」な賭け
~「大型店」「FC制」という新しいビジネスモデル
第4章 飛躍(41~49歳/年収1800~4億円)
「フェラーリ」のような“人財”育成
~10年で100人の経営者を育てる
第5章 これから(50歳/年収2億円)
「100年に一度の不況」を迎えて
~サービスの原点は掃除
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