2012年8月4日

『一流秘書だけが知っている信頼される男、されない男』 能町光香・著 Vol.2936

【一流の男になるために】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763132318

本日の一冊は、ベストセラーとなった『誰からも「気がきく」と言われる45の習慣』の著者、能町光香さんによる話題の新刊。

※参考:『誰からも「気がきく」と言われる45の習慣』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4844371118

グローバル企業で10年間、外国人エグゼクティブの秘書をしてきたという著者が、信頼できる男、そうでない男の違いを言語化した、興味深い内容です。

どんな世界でもそうだと思いますが、デキる人間というのは、人と分け隔てなく接し、思わぬところにも人脈を持っているもの。

そして、日々築き上げている信頼関係で、不可能なディールを可能にしていくのです。

土井も若い頃、そんなすごい経営者・リーダーたちをたくさん見てきました。

では、そんなすごい経営者・リーダーになるために、どんな心構えで人と接すればいいのか。本書には、その詳細が書かれています。

don’ts(すべきでないこと)としては、

・「信頼」を強要しない
・「言い訳」をしない
・「肩書」をわざわざ言わない
・「過去」の自慢話をしない

また、do’s としては、こんなものが挙げられています。

・「ありがとう」をおしみなく伝える
・主張や意見が変わる場合は、その理由を関係者にきちんと伝える
・誰に対しても平等に、フェアであること

どちらかと言えば、具体的アドバイスよりも批判の方が冴えている感じですが、その分、身につまされる話が満載で、参考になります。

人の上に立つ人は、ぜひ読んでおくべき一冊だと思います。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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「信頼関係」というのは、言葉に出した瞬間、偽物となる

「信頼」は、相手に強要すればするほど、失われていってしまうもの。「言葉」を使って無理矢理「信頼関係」をつくろうとしても無理な話なのではないかと思います

信頼される男は、「言い訳」をしない

信頼される男は、自分の「肩書」をわざわざ言わない

「信頼される男性」は、ただ「ありがとう」と機械的に伝えるのではなく、相手の心の機微を読み、相手の気持ちに寄り添いながら「ありがとう」を言葉にして伝えています

主張や意見が変わる場合は、その理由を関係者にきちんと伝える

「自信」はまわりの人が運んできてくれるもの。他の誰でもなく、自分でつくったセルフイメージにしばられ、辛く感じてしまうのはもったいないことです

優秀で意思決定をどんどん行っていく人には、ある一定期間、孤独になる時期が必要

部下から「信頼」されていないのではないかと不安を感じている上司は、部下からの「信頼」を手っ取り早く得ようと焦るあまり、モノやお金で解決しようとする傾向がありますが、それは逆効果だと思います

弱い部分を共有できる勇気を持つ

信頼される男は、「アウェイ感」を出さない

「マネジメント」をしても「コントロール」はしない上司が、部下から「信頼」され、人気があります

誰に対しても平等に、フェアであることが、「信頼」を得るために一番大切

顔は笑っていても、目が笑っていない人。口元は微笑んでいても、目に笑いがない人。こういうタイプの人は、私の経験上、要注意! です。どこかに嘘があるため、ある程度距離を置いて接しておいたほうがよさそうです

「気になる存在」とは、「会いたい存在」のこと

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『一流秘書だけが知っている信頼される男、されない男』能町光香・著 サンマーク出版

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763132318
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◆目次◆

第1章 信頼される男は、「伝え方」がうまい
第2章 信頼される男は、「考え方」に軸がある
第3章 信頼される男は、「行動」が違う
第4章 信頼される男は、「見られ方」にも気を配る
第5章 信頼される男は、自分自身を信じている

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