【一流の男になるために】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763132318
本日の一冊は、ベストセラーとなった『誰からも「気がきく」と言われる45の習慣』の著者、能町光香さんによる話題の新刊。
※参考:『誰からも「気がきく」と言われる45の習慣』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4844371118
グローバル企業で10年間、外国人エグゼクティブの秘書をしてきたという著者が、信頼できる男、そうでない男の違いを言語化した、興味深い内容です。
どんな世界でもそうだと思いますが、デキる人間というのは、人と分け隔てなく接し、思わぬところにも人脈を持っているもの。
そして、日々築き上げている信頼関係で、不可能なディールを可能にしていくのです。
土井も若い頃、そんなすごい経営者・リーダーたちをたくさん見てきました。
では、そんなすごい経営者・リーダーになるために、どんな心構えで人と接すればいいのか。本書には、その詳細が書かれています。
don’ts(すべきでないこと)としては、
・「信頼」を強要しない
・「言い訳」をしない
・「肩書」をわざわざ言わない
・「過去」の自慢話をしない
また、do’s としては、こんなものが挙げられています。
・「ありがとう」をおしみなく伝える
・主張や意見が変わる場合は、その理由を関係者にきちんと伝える
・誰に対しても平等に、フェアであること
どちらかと言えば、具体的アドバイスよりも批判の方が冴えている感じですが、その分、身につまされる話が満載で、参考になります。
人の上に立つ人は、ぜひ読んでおくべき一冊だと思います。
—————————————————
▼ 本日の赤ペンチェック ▼
—————————————————
「信頼関係」というのは、言葉に出した瞬間、偽物となる
「信頼」は、相手に強要すればするほど、失われていってしまうもの。「言葉」を使って無理矢理「信頼関係」をつくろうとしても無理な話なのではないかと思います
信頼される男は、「言い訳」をしない
信頼される男は、自分の「肩書」をわざわざ言わない
「信頼される男性」は、ただ「ありがとう」と機械的に伝えるのではなく、相手の心の機微を読み、相手の気持ちに寄り添いながら「ありがとう」を言葉にして伝えています
主張や意見が変わる場合は、その理由を関係者にきちんと伝える
「自信」はまわりの人が運んできてくれるもの。他の誰でもなく、自分でつくったセルフイメージにしばられ、辛く感じてしまうのはもったいないことです
優秀で意思決定をどんどん行っていく人には、ある一定期間、孤独になる時期が必要
部下から「信頼」されていないのではないかと不安を感じている上司は、部下からの「信頼」を手っ取り早く得ようと焦るあまり、モノやお金で解決しようとする傾向がありますが、それは逆効果だと思います
弱い部分を共有できる勇気を持つ
信頼される男は、「アウェイ感」を出さない
「マネジメント」をしても「コントロール」はしない上司が、部下から「信頼」され、人気があります
誰に対しても平等に、フェアであることが、「信頼」を得るために一番大切
顔は笑っていても、目が笑っていない人。口元は微笑んでいても、目に笑いがない人。こういうタイプの人は、私の経験上、要注意! です。どこかに嘘があるため、ある程度距離を置いて接しておいたほうがよさそうです
「気になる存在」とは、「会いたい存在」のこと
————————————————
『一流秘書だけが知っている信頼される男、されない男』能町光香・著 サンマーク出版
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763132318
————————————————-
◆目次◆
第1章 信頼される男は、「伝え方」がうまい
第2章 信頼される男は、「考え方」に軸がある
第3章 信頼される男は、「行動」が違う
第4章 信頼される男は、「見られ方」にも気を配る
第5章 信頼される男は、自分自身を信じている
この書評に関連度が高い書評
この書籍に関するTwitterでのコメント
同じカテゴリーで売れている書籍(Amazon.co.jp)
お知らせはまだありません。