【マフィアの次はスパイ?】
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本日の一冊は、以前ご紹介して大好評を博した『最強マフィアの仕
事術』のシリーズ「スパイ編」。
※参考:『最強マフィアの仕事術』
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著者のピーター・アーネスト氏は、CIAで36年間勤務し、うち25年間は国家秘密本部で働いたという人物。
現在は、ワシントンD・Cにある国際スパイ博物館の代表を務めているそうです。
マイケル・フランゼーゼによる『最強マフィアの仕事術』は、<マフィアは「他人のカネは自分のカネ」だと思っている>といった、お金に関する考え方が読みどころでしたが、この『最強スパイの仕事術』は、CIA内の秘密のルール(モスクワルールなど)、そして離職されては困るCIAならではの採用ノウハウが読みどころです。(何と離職率は5%程度だそうです)
CIAの採用プロセスや、人物評価の視点は興味深く、ここだけでも買う価値アリです。
後半には、スパイならではの情報収集法も紹介されているので、ぜひチェックしてみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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我々にとっての情報収集とは、一〇〇%の確証が得られるまで事実を明らかにすることだ
CIAが求める人材とは、過酷なプレッシャーにさらされても任務を遂行できる人だ。言うなれば、精力的で用心深く、主体的に考えることができるチームプレイヤーだ
CIAの仕事では、多くの場合、相手は「失業する」「評判を落とす」、ときには「命を賭けるほどのリスク」を負いながら、祖国の法律を犯さなければならない。だからこそ、まずは何よりCIAを信じてもらい、絶えずその信頼を深める必要がある
「信頼を得る」ために外部の人と接触しなければならない状況の場合、どんな仕事であれ、同じことが言えるのではないだろうか。我々がすべきことは、相手に「個人」ではなく「チームの一員としての自分」を信頼してもらうことなのだ
◆求める人材の条件
1.自分の役割を理解できること
2.仕事のミッションを理解できること
3.損害を与えないこと
4.熱意を持って仕事をすること
CIAは完璧な組織ではないが、結果を評価し、目立ちたがり屋がはびこるのを許さない文化がある
仕事に対する責任感や目的意識の他に、中途半端な状況に耐える能力も求められる
CIAでは、ネガティブな性質の人をふるい落とすために、いくつかのテストを利用している。うそ発見器はそのうちの一つだ
◆経営者から評価される人の特徴
・人々の手本になれること
・実行力があること
CIAでは、何かがうまくいかなかったときに、すぐに他人に責任転嫁する人を採用しない。被害者意識の強い人は、職場の雰囲気を悪くするからだ
「業績が悪いときに優秀な従業員を切り捨ててはいけない」
(ニューコアの教訓)
強制は特定の性格の人にしか効かない
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『最強スパイの仕事術』ピーター・アーネスト、マリアン・カリンチ・著 ディスカヴァ─・トゥエンティワン
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◆目次◆
01 スパイ活動とビジネスの共通点
02 適性を見る
03 採用
04 人を育てる
05 情報を味方につける
06 対人力を高める
07 情報を分析する
08 情報を伝達する
09 ブランドを作る
10 組織を前進させる
11 変化を恐れない
12 チェック機関を設ける
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