【ひさびさに紹介のカツマ本】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4799310941
本日の一冊は、アマゾンのカスタマーレビューでやや叩かれ気味な、ひさびさのカツマ本です。
改めて紹介すると、著者の勝間和代さんは、慶應義塾大学商学部を卒業後、アーサー・アンダーセン、マッキンゼー、JPモルガンを経て独立した経済評論家。
ベストセラーとなった『無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法』、『効率が10倍アップする新・知的生産術──自分をグーグル化する方法』はじめ、著作の累計発行部数が400万部に達するという、まさに一世を風靡した、ビジネス書著者です。
※参考:『無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887595441
※参考:『効率が10倍アップする新・知的生産術』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478002037
そんな著者が今回提案するのが、この『ズルい仕事術』。
ズルい仕事術とは、「過剰品質となっていないか?」「これからの破壊的なテクノロジーは何なのか?」をにらみながら付加価値を加えていくという思考法で、結果として「単位当たりの生産性を上げ」るやり方のことです。
こういった考えに反発する人は多いと思いますが、言っていることはマイケル・ポーターはじめ戦略論の先生方がおっしゃることと同じ。
そう、戦略とは「何をしないかを決めること」なのです。
一方で、やると決めたことには、集中投資をすること。本書のなかで著者は、この辺のバランスをうまくとる方法を説いています。
アマゾンのネガティブレビューに対する意見には辟易しましたが、それを除けば、なかなか興味深い仕事の指南書です。
ぜひチェックしてみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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INPUTを最大化すれば、OUTPUTもそれに比例して最大化されるはずと思い込んでしまっている
たとえば講演の場合の付加価値は、
●その人が来ることで集客できること
●集まったお客さまが、来てよかったと大満足して帰ってくださること
まじめな人は、なるべくインプットに伴うコストを抑えようとします。これに対し、ズルい仕事術では、アウトプットとのバランスを考え、いちばんよいところでバランスがとれるまで、積極的に投資をしていきます
仕事術で、努力をすべき場所は、付加価値を出す部分であり、そのために必要なコストや訓練を重ねるところです
では、なぜ努力至上主義がまかり通ってしまうのでしょうか?
それは、ゴールに対する明確な目標設定がなかったり、あるいは、成果そのものをしっかりと計量するクセがないからです
過剰品質や過剰スペックは、利益率を圧迫し、仕事を増やし、生産性を下げるだけでいいことは何もない
ズルい仕事術というのは、ある意味、
●過剰品質となっていないか?
●これからの破壊的なテクノロジーは何なのか?この2点をにらみながら、ひたすら付加価値を考えていく、という思考方法です
「ズルい会社」はブルーオーシャンを見いだし、新しいマーケットを創り、支配する
ズルい人は、得意でない仕事はやらない
「ズルい仕事術」のキモは、自分が活躍できるような場をセットアップすること
ズルい仕事術でもっとも時間を使うべきところは、得意なものを行う時間です、
◆論理思考力に必要な3つのこと
1.正しく課題を設定する能力
2.課題に対して仮説をしっかりとつくる能力
3.仮説を実証するために情報を集める能力
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『ズルい仕事術』勝間和代・著 ディスカヴァー・トゥエンティワン
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4799310941
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◆目次◆
はじめに
なぜズルさが必要なのか?
あなたの生産性を阻む5つの病状
ズルさが日本を救うこれだけの理由
第1章 「ズルい仕事術」を支える3つの柱
第2章 ズルい仕事術を支える柱1 自己分析力
第3章 ズルい仕事術を支える柱2 論理思考力
第4章 ズルい仕事術を支える柱3 レバレッジ力
おわりに
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