2011年11月16日

『ヨシダソース創業者ビジネス7つの法則』 吉田潤喜・著 Vol.2674

【無一文から250億円!】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4799310844

本日の一冊は、大学受験失敗を機に渡米、開発した「ヨシダソース」が大ヒットし、グループ年商250億円を達成したアメリカのソース王、吉田潤喜さんによる一冊。

在日コリアンとして生まれたことで差別を受け、その上右目を失明。マイナスからチャレンジして成功した著者の、熱い想いが込められた自己啓発書です。

どうやったら自信が持てるか、という点にはじまり、決断力・行動力をつける方法、他人との付き合い方、マーケティング、マネジメントのヒントまで、さまざまな点をカバー。

シンプルながら、多くの気づきを得られる一冊です。

あえて受けの良さそうな「テリヤキソース」ではなく「グルメソース」をネーミングに選んだ話、スーパーに締め出されるリスクを取ってコストコと契約した話など、エピソードも適宜入り、ビジネス視点で見ても、参考になる部分が多いと思います。

また、NIKEのエアソールの輸送を独占するきっかけになった、釜山への配送の話などは、「何とかする」姿勢の大切さを教えてくれる、良い事例だと思います。(3日で届けるために、社長が直々に行って届けた)

考えるよりも先に動く。

それが成功につながると信じられる人は、ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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今までの人生で一番悔しかったことを思い出して、鏡の前でこの言葉を口に出してみるといい。その感情をすべてエネルギーに変換したら、必ず人生は変わってくる

過去の失敗や欠点ばかり気にしていると、マイナスの暗示にかかってしまう

「I love myself」というエネルギーは、他人との比較ではなく、あくまでも自分が基準になっている。生き方に愛を持っているから、自分を大事にでき、さらには他人を大事にできる

なんてことはない。3万ドルを返すためには、2カ月間でいつもより1万本多くソースを売ればいい。そこで自分にスイッチを入れるために、そこかしこに紙を貼ったというわけだ。すると自分も本気になると同時に、僕の必死な姿を見て、周りの人まで動き出した

素人の発想が最も可能性を秘めている。できる、できないではなく、既成の概念から外れて、何とかして実現させる方法を考えるからだ

99%の情熱には1%の不純物、つまりは諦めの気持ちが混ざっている

溢れんばかりのパッションがあるのは結構なことだが、ルールを犯してまで我を通したら、いずれどこかでつぶされる

「テリヤキ」という名前を冠すると、日本や韓国、中国などの食材が並ぶ「オリエンタルセクション」にソースが置かれることになり、その棚を見る人は、東洋人などかなり限定されてしまう

失敗したからといって、発想をがらりと切り替えてしまうのは、早計

目を向けさせるだけでは、まだ足りない。「こいつと一緒に何かをしたら、面白そうだ」そう思わせることが必要だ

周りの人を巻き込むためには、その人を認め、受け入れることも大切

文句を言うだけなら誰でもできる。しかし、自分は会社のために必要な存在であると、胸を張って言えるだろうか

上にあがったら下に落ちる 下に落ちたら必要なのは、「こんちくしょう」のエネルギーやで

失敗は許せ、嘘は許すな

自分は誰かに助けられて生きている うまくいっているときこそ、それを肝に銘じたい

今日のことを明日に回したら、明日やるべきことが明後日に回ってしまう

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『ヨシダソース創業者ビジネス7つの法則』吉田潤喜・著 ディスカヴァー・トゥエンティワン
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4799310844

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◆目次◆

Chapter1 LAWS OF ENERGY【エネルギーの法則】
Chapter2 LAWS OF PASSION 【パッションの法則】
Chapter3 LAWS OF CHANCE【チャンスの法則】
Chapter4 LAWS OF ATTRACTION【アトラクションの法則】
Chapter5 LAWS OF GROWTH【成長の法則】
Chapter6 LAWS OF PAYBACK【リターンの法則】
Chapter7 LAWS OF SUCCESS【成功の法則】

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