2011年9月24日

『音楽家100の言葉』沢辺有司・著 Vol.2621

【一流音楽家の名言集】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4883928063

本日の一冊は、ロックからクラシック、ジャズまで、一流音楽家の名言を集めた一冊。

著者は、アートを中心に著作活動を続けるフリーライターの沢辺有司さんです。

モーツァルト、バッハ、ベートーヴェン、ジョン・レノン、坂本龍一、マイケル・ジャクソン、マイルス・デイヴィス、ジミ・ヘンドリックス、フレディ・マーキュリー、ボブ・ディラン、マリア・カラス、パヴァロッティ…。

大音楽家から、比較的最近の人気アーティストまで、じつに幅広く、名言を集めています。

右ページに名言、左ページに名言が生まれた背景とアーティストのエピソードが書かれており、この解説がまた読ませてくれます。

音楽界の偉人たちの思考や行動を知る、じつに手っ取り早い一冊。

人生や仕事の教訓としても使えるので、ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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「この世界で一番不幸な人とは、自分の仕事に満足していない人だ」(ジョン・レノン)

「人にはできないことというものがある」
「自分の持って生まれた性質と戦いたくはないんだ」
(ビル・エヴァンス)

「素晴らしい音楽を創造するためには、クソみたいなレコードを山ほど聴かなきゃならないんだよ」(ミック・ジャガー)

「いったん金にだめにされたら、友達は得られない」(ボブ・マーリー)(中略)多くのアフリカ移民の黒人が貧困・差別にあえぐジャマイカにあって、ボブはいつも、弱者の側にあった。差別される側、何ももたない側に立ち、音楽を唯一の武器に闘った。そんなボブの言葉がこれだ。もちろん本人は音楽的成功で高収入を得ていたが、金に踊らされることはない。金を介した人間関係しか築けない人にはこう言った。「金を使い果たしたとき、あんたはおしまいだ」

「私が人を酷使するですって? いちばん酷使するのは自分自身ですよ」(カラヤン)(中略)メディアを駆使して大儲けしたカラヤンへの偏見は強く、歌手もオーケストラも酷使する完璧主義者ぶりには批判の声が集まった。そんな批判に反論したのがこれだ。帝王カラヤンらしい言葉である。彼は、つづけてこう言った。「持っているものを出させることと酷使することははっきり違います」

「すべて偉大なものは単純である」(フルトヴェングラー)

「重要な問題は、すべて“この世”で解決しなきゃならないと思う。死んでしまってから、どこだかよくわからない場所で解決するんじゃなくてね」(ビリー・ジョエル)

「敵が、シーッと非難するのをやめたら、こちらは落ちめだってことね」(マリア・カラス)

「望みを持ちましょう。でも、望みは多すぎてはいけません。多くのことをなす近道は、一度にひとつのことだけすること」(モーツァルト)

「あなたが音楽家になろうと思ったときから、あなたは音楽家なのだ」(レナード・バーンスタイン)

「批評家がなんと言おうと気にしないことだ。これまで批評家の銅像が建てられたことがあったかね」(ジャン・シベリウス)

「孤独や社会からの疎外感に悩んでいる人に、そう感じてるのはおまえだけじゃない、おまえは決して間違っていないんだって教えるのが僕の務めなんだ」(マリリン・マンソン)

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『音楽家100の言葉』沢辺有司・著 彩図社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4883928063

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◆目次◆

第1章 才気溢れる言葉
第2章 戦いを挑む言葉
第3章 希望を告げる言葉
第4章 退廃に染まる言葉
第5章 愛を知る言葉

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