【「恩返し」で人生が変わる?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797359412
震災で危機意識は高まったものの、復興へ向けて本格的に行動するためには、いまいちエネルギーが足りない。
会社に行けば相変わらずルーチンワークで、上司も明確なビジョンを示してくれない。
ならば外に答えを、と思ってビジネス書を読んでみても、既存のコンテンツの焼き直しが多く、画期的なアイデアなど見つかるはずもない。
そんな閉塞感を感じたら、迷わず読んで欲しいのが、本日の一冊。
プロスポーツ選手やオリンピック選手のメンタルトレーナーを務め、経営者にもアドバイスをしている著者が、どうやったらエネルギッシュな人間になれるのか、そのヒントを示しています。
読んで「なるほど」と思ったのは、冒頭に紹介された松下幸之助の言葉。
<十のサービスを受けたら十一を返す。 その余分の一のプラスがなければ、社会は繁栄していかない>
そう、社会を発展させるエネルギーの正体は、じつは「恩」とそれに対する「感謝」の気持ちだったのです。
ただし、このエネルギーを発揮するには、恩を感じる力と、感謝する力、そして行動する力が必要。
では、どうすれば恩を感じ、感謝し、行動する善循環を実現することができるのか。
本書には、その具体的な方法が書かれています。
氏の教え子たちが、実際に恩人に会った感動のエピソードを読みながら、恩返しについて真剣に考えられる内容。
行動しようにもいまいちエネルギーが不足している、と思ったら、ぜひ読んで欲しい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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十のサービスを受けたら十一を返す。その余分の一のプラスがなければ、社会は繁栄していかない(松下幸之助)
父母に恩を感じないなら、汝の友となる者はいないだろう(ソクラテス)
恩を受けた人は、その恩を心に留めておかなければならない。しかし、恩を与えた人はそれを覚えているべきではない(キケロ)
あなたが感謝すべき人、10人の名前をあげなさい。そして1年以内に10人全員にあなたの「感謝」を伝えなさい
「不義理をしているので、会いたくない人」に感謝を伝えると、「苦しみ」や「ストレス」や「トラウマ」を取り除くことができる(心の浄化)。そして、人としての「器」=「自分の心の枠」が大きくなるのです
成功は、「成功できる自分」になったとき、自然と手に入るもの
ニートになるのは、親への感謝が足りない証拠です。「自分の母親を幸せにしたい」と思えば、ニートでいられるはずがありません。一日でも早く働いて、「親を少しでもラクにしてあげよう」と思うはずです
初任給をもらったら、母親にプレゼントを買いなさい
人間の脳は、「思い」(=入力)と「行動」(=出力)によって強化される
「成功者」と言われる人は、じつは、不快に振られた感情脳をすぐに快に振ることができる人のことです
成功には「社会的成功」と「人間的成功」がある
人間的成功とは「愚かさ」の追求である
セミリタイヤとは、自分だけお金を貯めて、「仕事をやめること」。すなわち、セミリタイヤができる人は、「恩感力が弱い人」だと思います
「愛」は、見返りを求めていないのに、「投資」になる。
「恋」は、見返りを求めているのに、「浪費」になる。
「感謝」があれば、辛い経験さえ肯定できる
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『一瞬で人生が変わる恩返しの法則』西田文郎・著 ソフトバンククリエイティブ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797359412
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◆目次◆
第1章 「恩返しの法則」がすべてを変える!
第2章 「感謝の気持ち」は、行動で示してこそ意味がある
第3章 成功を引き寄せる「恩感力」の秘密
第4章 究極の運=天運に恵まれる生き方
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