【孫正義「25文字」の成功哲学とは?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569676219
ビジネス書には、ノウハウ書や理論書、個人の体験談など、さまざまな種類の本がありますが、「実行」を支えるのは、やはり個人の熱い思い。
成功者が何をやったのか、どんな人だったのか学ぶことも大切ですが、やはり知りたいのは、どんな考え方が成功者を支えてきたのか、でしょう。
本日ご紹介する一冊は、ソフトバンクを3兆円企業に育て上げた稀代の起業家・孫正義氏の成功の原動力となった人生哲学「孫の二乗の法則」を紹介した一冊。
兵法書として知られる『孫子』からピックアップした14文字に、独自に考案した11文字を加えた「25文字」の文字盤で示される経営哲学であり、この25文字に孫正義の経営のすべてが詰まっています。
「志」「天の時」「地の利」「優れた部下」「継続して勝てるしくみ」を表す「道天地将法」をはじめ、「一流攻守群」、「智信仁勇厳」、「頂情略七闘」、「風林火山海」の25文字がそれぞれ解説されており、孫正義氏がこの考え方をどう経営に生かしてきたのか、具体的事例も交えながら解説されています。
ニッチではなく、あくまで大事業を興す。
本書には、そのための考え方と戦略が示されており、じつに刺激的な内容です。
もともとは2007年にサンガから出ていたものを大幅加筆・修正したものらしいですが、土井もうっかり見落としていました。
まだ読んでいない人には、ぜひおすすめしたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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「道=理念、志」こそが、何か事を成すうえで最も重要なもの
「天賦の才能」、つまり天から才能を授けられていても、発揮する「時」を得なければ、せっかくの才能も無駄になる
「孫子の兵法」は、「高地低地・遠路近路・険阻平坦・広狭・死地生地などの地形条件」としている。戦においては敵陣に対してどこに自陣を張るかで勝負が決まってしまう。それだけに「地の利」は大事である
どんな戦いをやるにおいても、優れた将を得なければ大きな成功はできない
「継続して勝てる仕組み」をつくれ
山頂からの景色を“登る前に”想像することこそが、「ビジョンを持つ」ということ
戦略の略というのは、「略する」ということ。ありとあらゆる情報を集めたら、それを分析し、無駄なもの、雑音(ノイズ)、あるいは枝葉を徹底的に除去し、一番太い幹になる部分、しかもそのなかの“急所”を見つけるのが、戦略ということである
一番に徹底的にこだわれ
時流に乗れ。時流に逆らうな
単一ブランド・ビジネスで勝負するな
戦いに勝ったら相手を包み込め
隙間がある時期というのは限られた時期で、限られた範囲でしかないのです。私が狙っているのは隙間ではない。ストライクゾーンで言えば、ど真ん中の、さらにど真ん中を私は狙っているつもりです
大義名分がなければ、人の心を奮い立たせることはできない
経営を悪化させないためには、悪化したときにそれをいち早く察知できるシステムが必要だ
「金の卵」ではなく、「金の卵を産むニワトリ」をつくる
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『孫の二乗の法則』板垣英憲・著 PHP研究所
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◆目次◆
はじめに 「孫の二乗の法則」は日本最強の成功法則である
第1章 「孫の二乗の法則」以前
第2章 「孫の二乗の法則」の定義
第3章 「一流攻守群」の実践と応用
第4章 「道天地将法」の実践と応用
第5章 「智信仁勇厳」の実践と応用
第6章 「頂情略七闘」の実践と応用
第7章 「風林火山海」の実践と応用
おわりに 「孫の二乗の法則」があなたの人生を大きく変える
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