2010年9月6日

『断らない人は、なぜか仕事がうまくいく』田中和彦・著 vol.2238

【仕事がうまく行く人の鉄則とは?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198629994

名古屋、大阪の出張から戻ってきました。

出張中に驚いたのは、大阪のセミナー参加者の3分の2くらいが、「最強の自分マーケティング」初参加だったということ。

別行動で書店まわりをしていた副社長の古屋に聴いたところ、最近はまた自己啓発書の売れ行きが戻ってきているということ。

これは予想ですが、おそらく20代の若いビジネスマンが、自分を高めようと、ビジネス書を読み始めているのだと思います。

ということで、本日ご紹介するのは、若いビジネスマンにおすすめのビジネス自己啓発書。

昔、「週刊ビーイング」「就職ジャーナル」などの編集長を歴任した著者が、『断らない人は、なぜか仕事がうまくいく』というタイトルで、仕事の極意をまとめています。

そういえば、土井も昔、師匠に「仕事は断るな」と厳しく言われた記憶がありますが、この教えは、後になって随分と効いた記憶があります。

今回の出張セミナーでもお話しましたが、選り好みしているうちは、成長は望めない。

本書にも書かれているように、<「断らない」ことには、人生を劇的に変える力がある>のです。

著者自身のエピソードはもちろんですが、著名人の若い頃のエピソードなども交えながら紹介されているので、読んでいて説得力があります。

20代、30代のキャリア読本として、おすすめしたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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向いている仕事は、実は「他人」が知っている

人は誰でも、その人にとっての「はじめて」があるから、成長する

偉大な選手の才能の発掘には、必ず目利きといわれる存在があります

人脈は、インプット型の仕事の中に眠っています

アウトプット型ばかりだと、才能は摩耗する

◆哀川翔さんの例
同郷の先輩である長渕剛さんから直々に出演依頼を受けたテレビドラマ『とんぼ』だけは、断ることができませんでした(中略)しかし、そのときの「とりあえず」のチンピラ役が、その後の哀川さんの人生を決定づけます

「断らない」ことは、「たまたま」と出合える世界とつながっていくということ

人材の価値は、需要と供給のバランスで決まる

「代替」の利かない存在になれば、心の自由が手に入る

20代のときの貯金が、30代以降の成否のカギを握り、30代のときの投資が、40代以降の豊かさを保証する

仕事の報酬は仕事

働く気が起きないなら、人から喜ばれることをやりなさい

「働きに見合う報酬のない仕事はしない」とか、「そもそも見返りのない仕事はしない」という人がいますが、その発想だけだと、「相手に喜ばれる」という喜びを失ってしまいます

予定調和の人生に、面白みはない

不景気でも仕事に困っていないのは、「断らない」人

肩書(キャリア)も、3つあると折れることはない

プロフィールをまとめておくということは、自身のキャリアと向き合う一番効果的な方法

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『断らない人は、なぜか仕事がうまくいく』田中和彦・著 徳間書店
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◆目次◆

講義1日目 「向いている仕事がわからない」なら、断るな!
講義2日目 「才能を認めさせたい」なら、断るな!
講義3日目 「毎日がつまらない」なら、断るな!
講義4日目 「将来に不安を感じる」なら、断るな!
講義5日目 「やれる自信がない」なら、断るな!

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