【これはすごい】
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本日の一冊は、楽天市場スイーツ部門で全国1位のチーズケーキをプロデュースした著者が、「行列の作り方」を指南した一冊。
もともとは地元和歌山で、カフェをやっていたものの、いまいちふるわず、イタリア料理店にした途端に経営が上向きに。食後に提供していたケーキが好評だったことからケーキ店を開業。
ここからが、著者の正念場でした。
売れないケーキ店を遠ざけているうちに、最後はスタッフが全員辞職。
反省した著者は、驚くべき方法で日本一のチーズケーキを作り上げることになります。
その方法とは、ズバリ「味をパクる」こと。
全国から50種類ほどのチーズケーキを集め、ケーキ職人が味を研究し、最後は差別化のために地元の上質素材を投入する。これで立派なオリジナルケーキのでき上がり、というわけです。
一見あざとい感じもしますが、人気の出る商品のツボを、「食材」「作り(製法)」「食べ方」「人」「実績」の5つに分ける著者のフレームワークは、これからヒット商品を作ろうと思っているすべての人に役立つと思います。
さらに、プレスリリースの書き方や、行列の作り方、携帯メール会員を1カ月で1000人集める方法など、マーケター、経営者なら知っておきたい情報が満載。
これからネットで商売を始める方、実店舗で行列を作りたい方、マスコミに自社商品を取り上げてほしい方は、ぜひ読むことをおすすめします。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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お客様が飲食店に求める一番の価値は、「おいしい料理を食べることができる」こと
専門店化すると、お客様の期待度が上がり注目度が増します。カフェのパスタより、イタリア料理店のパスタのほうがおいしそうだと感じてくれます。何でも屋にするよりも、専門店化する―それが大行列への第一歩
売れない店ほどメニュー数が多い
うどん屋の居酒屋メニューは、うどん屋の専門外です。「うどん専門店なら、こういうメニューであってほしい」という、お客様が持っている期待から外れてしまうと、お客様はその店に疑いを持ちます
「おいしい理由」が明確にあるからこそ、大行列を作ることができる
看板商品は、誰もが知っている大衆商品にする
小さな店は、誰もが知っている大衆商品を、他店よりもおいしくすることで勝負する
手間がかかっているからこそ、お客様はそれを見抜き、支持してくださる
今、日本一と言われているような商品の情報を、「食材」「作り(製法)」「食べ方」「人」「実績」に振り分け、それらの情報を上回るように自店の商品を開発すれば、日本一にすることができる
メディアが最も強調するのは「実績」
なぜ、人は行列に注目し行列に並ぶのか。その理由は簡単です。人は、自分の大切なお金を使う買い物で、失敗したくないと思っているからです
意図的に行列を作るために必要なのは、「お金」と「リスト」
行列を意図的に作るためのポイントは、瞬間最大風速を吹かせること
接客で話す言葉を紙に落としたものがPOPであり、POPをまとめたものがチラシやネットのページです
プレゼント企画での露出は、信頼性の高いマスメディアが認めた逸品を紹介するという形をとってくれるため、広告ではなくPR的要素が強い
パッケージデザインがよくない商品は、売れないことが明白
大切なことは、大行列の後です。大行列がきっかけでつながったお客様に、末永く愛されるために地道にコツコツと仕事をし続けることです
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『200メートルの行列ができる繁盛店はこうつくる!』同文舘出版 山添利也・著
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◆目次◆
1章 大行列への第一歩―赤字からの脱出
2章 大行列が作れる商品の開発方法
3章 大行列は「売る手段」
4章 それでも、ネットを「苦手」と言い続けますか?
5章 大行列を作る前に心得るべきこと
6章 「地方」で大行列を作る
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