【日々の仕事をシンプルにする技術】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887597304
本日の一冊は、2007年世界ブログ総合大賞を受賞した読者数10万人の大人気ブログ「Zen Habits」の著者が、多忙ななか、シンプルに仕事を進めるための「減らす技術」を論じた一冊。
情報化が進むなか、一般のビジネスパーソンでも、毎日数十、数百のメールを受け取るのが当たり前になっているが、それが、読者数10万人のカリスマブロガーだと、どうなってしまうのだろうか。
おそらくは、かなり多忙な生活を送っているに違いない。
本書は、そんな多忙な著者が、「人生をシンプルで生産的にする『6つの原則』」を軸に、具体的なシンプル化のノウハウを述べた一冊。
制限を設ける、マルチタスクをやめる、管理の前にまず減らせなど、知らず知らずのうちにやってしまっている非効率の種を探し出し、具体的にムダを省く方法を提言しています。
テクニック論もいくつか書かれていますが、土井が刺激を受けたのは、アポを入れない「オープンスケジュール」という考え方。
アポを受け入れず、相手が会いたいと思う時間の少し前に電話で確認してもらう、というちょっと過激な方法論が提案されています。
土井の場合、実際にやったら不都合が生じますが、人によっては活用できる考え方だと思います。
自己啓発書として読んだら普通の内容ですが、意識改革にはいいと思います。
現在の仕事のやり方が煩雑でストレスが溜まる、という方は、ぜひ読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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自分が受け入れることに「制限を設ける」こと。つまり、すべてをやるのではなく、大切なことだけに集中して、自分の時間を最高に効率よく使うことだ
人生はシンプルなほどいい。余計な雑音を排除すれば、自分の好きなことを楽しめる。仕事もシンプルなほど調子が出る。文章だって、シンプルなほど力強く訴えかける。余計な言葉をどんどん削っていけば、核となるアイデアを伝えるのに必要な言葉だけが残る
「1度にひとつ」のゴールだけに集中する
◆人生をシンプルで生産的にする「6つの原則」
1.制限する
2.本質に迫ることだけを選ぶ
3.シンプルにする
4.集中する
5.習慣化する
6.小さくはじめる
「増やすこと」を追求しても、最高の結果が得られるとは限らない
「なあ、木彫りの象って、どうやって作るんだ?」
「そりゃあ簡単だ。象らしくないところを全部削ればいいんだよ」
本質に迫ることに集中するためには「ノー」と言うことが欠かせない
中断できるときは、すぐに再開できるようにしておく
◆30日間の習慣化チャレンジ
1.チャレンジする習慣をひとつだけ選ぶ
2.計画を書き出す
3.ゴールを公表する
4.毎日の成果を報告する
5.身についたことを祝おう!
◆12の基本習慣 ※一部紹介
3.“受信トレイ”を空にする
4.Eメールのチェックは1日に2回だけにする
6.インターネットの接続を切って仕事する
9.デスクまわりを整理整頓する
管理の前にまず減らせ
◆「すっきり」を保つコツ
1.紙は書類受けに置く
2.1日に1度、書類受けを空にする
3.置き場所を決める
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『減らす技術』ディスカヴァー・トゥエンティワン レオ・バボータ・著
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◆目次◆
パートI・原則編
さあ、減らすことを始めよう やることを減らすとなぜ成果が上がるのか?
減らす原則1 制限する
減らす原則2 本質に迫ることだけを選ぶ
減らす原則3 シンプルにする
減らす原則4 集中する
減らす原則5 習慣化する
減らす原則6 小さくはじめる
パートII・実践編
減らすテクニック1 シンプル・ゴール
減らすテクニック2 シンプル・プロジェクト
減らすテクニック3 シンプル・タスク
減らすテクニック4 シンプル時間管理
減らすテクニック5 シンプル・Eメール
減らすテクニック6 シンプル・インターネット
減らすテクニック7 シンプル・ファイリング
減らすテクニック8 シンプル・コミットメント
減らすテクニック9 シンプル・ルーチン
減らすテクニック10 シンプル・デスク
減らすテクニック11 シンプル健康管理
減らし続けるために モチベーションをどう保つか
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