【伝説のベストセラーが復刊】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887597053
本日の一冊は、コーチ・トゥエンティワンおよびコーチ・エィの代表取締役会長を務める伊藤守さんが、約10年前に出したベストセラー2冊をまとめて加筆・再編集したもの。
タイトルに「自由な人生のつくり方」とあるように、肩ひじ張らずに生きていくための処方箋を示した、軽いタッチの自己啓発書です。
土井は、「あなたはあなたのままでいい」といったメッセージは、人間を堕落させると思うので原則嫌いですが、本書が説いている自分らしい生き方には賛同できます。
本書で著者が説いているように、人間はいつしか自分の考えを自分と思いこみ、現実とのズレを認識してつらくなってしまう。
本書は、そういった想念にとらわれることなく、素のままの人生を生きることをすすめてくれる、という点で、ストレスの多い現代人におすすめの一冊です。
情報化が進めば進むほど、われわれは人の意見に触れる機会が多くなり、ますます自分を見失っていきます。
また、最近は「脳」関連本ブームですが、考えれば考えるほど、現実と乖離することもあります。
そうならないために、われわれがすべきことは、現実を目一杯感じながら生きること。
本書には、そのためのコツが書かれています。
仕事や生活に疲れた時に、また自分らしい生活を取り戻したい時に、ぜひめくっていただきたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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「手にしているものが欲しいものだったんだ」という見方ができるようになったときから、人は自由になっていきます
あなたの人生がつらいのは、あなたが考えているからです。そして、考えることと一体化してしまうからです。それは「あなたの考え」であって、「あなたは考えではない」のです
明るい人は、認められなくても「自分っていいな」と思っています。根拠なんかないけれども、「自分っていいな」と思っていられます
ほかの誰かのように生きなくてもいいんです。それでも「あの人のようになりたい」と思うかもしれませんが、そうならないほうがいい。あなたのしたいように生きればいい
自分のことが嫌いになるときは、人から嫌な評価をされてしまうとき
「自分を好きになりたい」と言う人は多いけれど、自分を抑えつけ、足を踏んづけておいて、好きになれるでしょうか
「嫌なやつだ」というそのことを、笑って受け入れることです
あなたが苦しいときは、自分の安全に対するこだわりが強いとき
あなたが楽しいときは、自分の安全に対するこだわりがないとき
人生で大事なのは、「やる気」じゃなくて、「やる」こと
愛は「行動」です。疲れ果てて家に帰ったときに、子どもから「遊んで」と言われて、遊んだときに愛は生じるんです
外側に楽しいことがあるかどうかではなくて、常にあなたが「それ」を楽しめるかどうかが問われています
世の中には、「苦手な人」がいるわけではなくて、その人とどう関わったらいいのか、まだわかっていない自分がいるだけ
無難な対話の中にずっといつづけると、あなたは自分が何を感じているのか、思っているのかを知る機会を失い、やがて生きていくことの喜びや感動も失っていく
あなたが魅力ある人になろうと思うなら、まず、周りの人の魅力を引き出してみようとすることです
自分を変える努力はやめること。それよりも、環境を選ぶことです。魅力的な人のそばにいるようにするといいんです。その人たちの行動を真似できますから
幸福は、人生の目的ではありません。結果です
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『自由な人生のつくり方』ディスカヴァー・トゥエンティワン 伊藤守・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887597053
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◆目次◆
はじめに
1章 自分を好きになる方法
2章 一歩踏み出す方法
3章 人とうまくやっていく方法
4章 毎日が楽しくなる方法
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