【2011年にとてつもない投資チャンスが来る?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894513455
本日の一冊は、国際金融コンサルタント兼経済評論家であり、立命館アジア太平洋大学学長特別顧問も務める著者が、「3年後にお金持ちになる」を標榜し、今後の株式投資の見通しを示した一冊。
GM破綻のニュースの後、今日も日米ともに株価は上昇しましたが、これは一時的な現象にすぎない、というのが著者の見方です。
では、一体これから世界の経済はどうなってしまうのか。
いくつもポイントがあるなかで、あえていくつか絞り込んで伝えると、ドルに対する信用の失墜、世界各地で進んでいた国際分業体制の破壊、「自由資本主義VS国家資本主義」、中国の台頭、EUの域内ブロック化などが挙げられます。
本書では、こういった大枠の動きに対し、われわれ投資家がどうやって儲ければいいか、具体的な投資アドバイスをしています。
著者が説く投資のポイントは、全部で3つ。
1.安全性が高い
2.換金性に富む
3.比較的に利回りのいいパフォーマンスを期待できる
この3つの原則を考慮すると、やはり株式投資、ということになるわけですが、本書ではさらにどの国に投資すればいいか、どんな企業に投資すればいいかを、詳しく指南しています。
著者が言うところの2011年の大底、ここを狙って投資準備を進めたい人に、ぜひおすすめしたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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世界中の国々ですさまじい金融緩和が行われた結果、株式市場や商品先物市場に資金が流入し、あたかも景気が底入れしたかのような様相を見せています。もちろん、これは一時的な現象であることに間違いはありません
私は、未来予測のプロとして、中国が主導する東アジアの社会インフラ大開発を予測しています
「100年に一度の金融危機」がもたらしたのは、世界的な企業倒産の多発や失業問題だけではなく、世界各国や地域で進んでいた国際分業体制の破壊
資源価格の暴落で国家経済が危ぶまれるロシアでは、プーチン首相が国家戦略として生き残らせる民間企業235社をリストアップ
近い将来、自由資本主義が国家資本主義と対峙する時代が来る
中国の09年1月小売売上高は、世界中の消費が激しく落ち込んでいるなかで、前年同月比24・5%増の伸びを示しました
世界の期待と後押しを背景にすれば、中国がどのような手を使ってでも、内需型の経済成長を達成することはまず間違いのないこと
景気が底入れしたのではないかと考えられたアメリカの実体経済が悪化傾向を示し、金融危機が再びやってくる可能性が高い
経済がうまく回転しているときこそ、EU諸国は仲良く合意し、協調して問題解決に取り組みます。しかし、経済状況が悪化したときは、EU域内でブロック経済化し、半ば反目する傾向がある
今後、ユーロは地位低下を起こし、ユーロ安のトレンドが続く
ITとCNの融合が進み、それが社会システムに取り入れられるようになれば、日本の社会や産業は一変する可能性が出てきています
お金が不足し、モノが余る状態を続けていると、どんどんお金の価値が上がります。逆に、モノの価値は下がっていきます
◆アメリカがとる3つの方法
1.国際通貨体制の変更
2.オバマ大統領による外貨建ての特別国債
3.ドル安の放置
◆著者が考える有望な海外投資先
1.シンガポール 2.香港 3.台湾 4.韓国
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『2011年まで待ちなさい!』フォレスト出版 菅下清廣・著
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◆目次◆
はじめに
第1章 台頭する新しい資本主義
第2章 ドル安、ユーロ安、円高のシナリオ
第3章 2011年?2012年に大転換が起こる!
第4章 本当に世界恐慌はやってくるか?
第5章 2011年までに仕込みなさい!
おわりに
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