【石原明氏、注目の最新刊】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4576082116
本日の一冊は、世界銀行、フォード財団、米海軍などの相談役を務め、数多くのCEOおよびマネジャーに生産性を上げる仕事術を教えているカリスマ、デビッド・アレンによる一冊。
話題となった前著『ストレスフリーの仕事術』では満たされなかった具体的な整理術が書かれており、日々、数多くの書類に埋もれているビジネスマンには重宝する一冊です。
※参考:『ストレスフリーの仕事術』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4576060732/
監訳者が述べているように、「あとどれぐらいあるのだろう……」と疲れながら作業をするのと、「よし、今だいたい半分終わった!」と実感をもちつつ目の前の作業に取り組むのとでは、大きくストレスレベルが違う。
本書は、自分がやるべき仕事を把握し、確実に行動につなげるためのメソッドを公開した、画期的な一冊です。
内容のベースとなるのは、「収集」→「処理」→「整理」→「レビュー」→「実行」のフローですが、なかでも注目は、多くのCEOも絶賛したという「備忘録ファイル」。
これを活用するだけでも、日々の生産性がアップすること、間違いなしです。
今年一年の仕事のやり方を振り返り、来年こそは完璧な整理術でストレスいらずのワークフローを確立したい。
そんな方におすすめの一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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◆GTD実践のための5つのステップ
1.「気になること」すべてを1箇所に「収集」する
2.それぞれの意味と何をすべきかを明らかにする「処理」を行なう
3.その「処理」の結果を「整理」する
4.それらの行動の選択肢を「レビュー」する
5.選んだ行動を「実行」する
inboxの数は、自分の管理能力を超えないよう、必要最低限にする
◆行動のリマインダーを3種類に分ける
1.今すぐやる――2分以内でできることならば、ただちに実行する
2.誰かに任せる――2分以上かかることは、自分がやるほうがよいかどうか考えてみる。答えがノーなら、他の人や部署に回す
3.あとでやる――2分以上かかり、自分がやるべきことなら、「次にとるべき行動」リストに加え、適切なタイミングで見直せるようにする
行動を起こす必要のないものは、「ゴミ箱」「保留」「資料」の3つに分類
ファイリングは手早く、簡単にできないといけない。いちいち席を立つ必要があると、整理するべきものを積み上げてしまう可能性が高くなる
引き出しの中身が4分の3以上にならないようにする
ほとんどの人は引き出しやサイドキャビネットに、古くて役に立たない資料や、別の場所に保管すべき資料を放置している。これらはinboxに入れるべきだ
◆「処理」のルール
・いちばん上のものから処理していく
・一度に1件ずつやる
・inboxに戻さない
◆「整理」して管理・把握しておくべきもの
・「プロジェクトリスト」
・「プロジェクトリストの参考情報」
・「カレンダー」に記入する行動や情報
・「次にとるべき行動」リスト
・「連絡待ち」リスト
・「資料」
・「いつかやる/多分やる」リスト
◆「備忘録ファイル」の作り方
使うファイルは全部で43個。そのうち31個には1から31までのラベルを貼り(日別ファイル)、残り12個には1から12までのラベルを貼る(月別ファイル)。日別ファイルは手前に置き、明日の数字のものがいちばん前に来るようにする
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『はじめてのGTD ストレスフリーの整理術』二見書房 デビッド・アレン・著
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◆目次◆
日本語版解説「ストレスフリーとは何か?」田口元
謝辞
はじめに
第1部 GTDの基本
第2部 ストレスフリー環境で生産性を発揮しよう
第3部 基本原則のパワーを体感しよう
おわりに
監訳者あとがき
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