2008年11月20日

『外資系トップの仕事力II』ISSコンサルティング・編

【商売で勝つための価格決定理論】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478006970

本日の一冊は、大好評を博した外資系トップへのインタビュー集、『外資系トップの仕事力』の待望の続編です。

※参考:『外資系トップの仕事力』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478733341/

今回取り上げられているのは、ボストン コンサルティング グループ日本代表の御立尚資さんや、マイクロソフトの樋口泰行さん、アマゾンのジャスパー・チャンさんなど。

現在活躍中の外資系トップが、20代の頃、何を考えていたのか、何をきっかけに成長し、今のキャリアを築いたのか、その軌跡を詳しく知ることができる、珠玉のインタビュー集です。

執筆を担当しているのは、ベストセラー『プロ論。』の執筆でも知られる上阪徹さん。

※参考:『プロ論。』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198619611/

さすがにやり手の書き手だけあって、それぞれの経営哲学、人生哲学、さらにはキャリアを成功に導いた能力の本質まで、深くえぐり取っています。

一般的な知名度で言えば、前回の一作目の方が有名企業が並んでいたと思いますが、読み応えという意味では、2作目となる本書の方が優れているように感じます。

これから外資系でキャリアを築こうとする人や、起業を考えている人、仕事で一発ホームランを狙っている人には、ぜひ読んでいただきたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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もちろん、デュポンの製品を買ってほしいとは思います。でも、お客さまだっていずれわかるわけですよ、本当はどっちが良かった。僕は、お客さまに心からいいものを提案したかったんです

知名度が上がると、社員がうれしいでしょ。それが僕には、一番うれしいから

<天羽稔 デュポン(株)代表取締役社長>

自分が正しいと思うことをやること。正しくないと思っていることには、一生懸命にはなれないんです

できる限り、数字を言わない努力をする。数字をマネージするんじゃなくてね、仕事をマネージするんです

<井上隆久 ボシュロム・ジャパン(株)代表取締役社長>

失敗したら失敗したでいい。逃げない。それが怖くて自分の顔が出せないんじゃ、人間は進歩しない。相手からの信頼ももらえない

よりたくさん傷ついた人が、より多くの人の気持ちもわかる。傷つくのが怖くて縮こまっちゃっている人、最低ですね。能力があったって、それでは絶対に成長も成功もできない

<黒坂登志明 ポルシェ ジャパン(株)代表取締役社長>

タクシーの運転手さんに偉そうな口をきく人間にはかなり怒ります

私の人生訓は、希望するけど予定しない、なんですよ。こんなふうになったらいいなぁとぼんやり思っておくのはいいけれど、何か計画経済のように夢を描いて、毎日それを眺めて、こうやっていくんだ、と進めていく人生はどうかと思う

マニュアル化できるものはプロではない

<御立尚資 ボストン コンサルティング グループ日本代表>

自分が心地よく感じられるスペースというのは、自分にとってはおそらく小さ過ぎるんです

勤務する会社の立て看板がなくても、やっていけるだけの力を持つことです。そうでなければ、キャリアなどと呼ぶべきではない

<ジャスパー・チャン アマゾン ジャパン(株)代表取締役社長>

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『外資系トップの仕事力II』ダイヤモンド社 ISSコンサルティング・編
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◆目次◆

天羽稔 デュポン(株)代表取締役社長
井上隆久 ボシュロム・ジャパン(株)代表取締役社長
黒坂登志明 ポルシェ ジャパン(株)代表取締役社長
土居健人 リーバイ・ストラウス ジャパン(株)代表取締役社長
樋口泰行 マイクロソフト(株)代表執行役社長
御立尚資 ボストン コンサルティング グループ日本代表
三谷宏幸 ノバルティス ファーマ(株)代表取締役社長
横山隆美 アメリカンホーム保険会社 日本における代表者
鷲津雅広 ジョンソン(株)代表取締役社長
ジャスパー・チャン アマゾン ジャパン(株)代表取締役社長

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