【社長のベンツ」に続編登場!】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894513110
本日の一冊は、70万部突破のベストセラー『なぜ、社長のベンツは4ドアなのか?』の著者、小堺桂悦郎さんによる注目の新刊です。
※参考:『なぜ、社長のベンツは4ドアなのか?』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894512262/
内容的に物議をかもした前作とは若干トピックを変え、今回は典型的なダメ社長が陥る経営上の罠、そして赤字状態、キャッシュ不足状態から抜け出すための方法を指南しています。
もともと銀行勤めの経験を持ち、資金繰りを得意とする著者の前著、『借りる技術返す技術』に書かれていたものを、カジュアルな文体でわかりやすく説いたような内容ですので、前著を読んだ方にとっては、金融知識というより、社長の戒めとしての意味の方が強いかも知れません。
※参考:『借りる技術返す技術』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894511398/
土井も仕事がら、いろんな税理士さんから話を聞くことがありますが、多くの社長は儲かり出すと、ベンツを買ったり、キャバクラにはまったりと、典型的な行動をとり、やがて経営が傾いていくのだとか。
どんなに余裕がある会社でも、転落するときは一瞬。
本書を読んで、気持ちを引き締めたいところです。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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「どうして銀行員は、業績の良くない会社の社長に融資してしまうのでしょうか?」(そこの社長が魅力的だからです)
「どうして従業員は他にも良い仕事があるのに辞めないのでしょうか?」(やりがいを持ってやれているからです)
「どうして社長は愛人のためにマンションを買ってしまうのでしょうか?」(欲望があるからですね)
「感情」や「欲望」が人を動かし、経済を動かしているのです
俗にいう倒産っていうのは、「不渡り倒産」(中略)手形の期日に資金不足で決済できなくなることを「不渡り」というんです。で、これを二回やっちゃうと「取引停止」になって「事実上倒産」ってことに。だから小切手や手形を発行してなければ、「倒産」はない
引き落としできないことを「延滞」っていうんですけど。一回や二回延滞したからって、「倒産」ってことにはなりませんよ
一番良くないのが、銀行返済を遅らせたくないからといって、どっか高金利のところから借りてきてまで銀行に返済しちゃうこと
小売業、M社みたいな、いわば日銭商売の場合、他では飲食業なんかもそうですけど、赤字は急に止まりません!
気をつけるのは、まず貸金業の免許業者であるかどうか
手形金融の場合は、先に手形を振り出せとなったらダメ。あくまでも手形を渡すのは、融資金と引き換え、同時でなければダメだ
消費税のルールというのは、もらった(売上)消費税から仕入れや経費としてかかった消費税を差し引いた残りを納めるのが原則
かつてした借金というのが抵当権の金額でわかる。たとえば三〇〇〇万を抵当権の担保で借りたのであれば、借りた金額が三〇〇〇万で、そのときから徐々に少なくなってきているであろうというのがわかる
大きい買い物(設備投資)すると、なぜかそれ以上の金が出て行っちゃうんですよ。不思議ですよね?
一店舗だけ出すつもりで東京進出しちゃダメ
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『ベンツを買って丸ビルに行け!』小堺桂悦郎・著
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◆目次◆
プロローグ 経済は欲望で動いている!
第1章 出会い
第2章 出血が止まらない!
第3章 ハーレムを作れ!
第4章 お金貸してください
第5章 土地を転がせ!
第6章 愛人と丸ビル
エピローグ
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