【あのワインバーグが文章指南?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798111228
本日の一冊は、ソフトウェア開発の権威として、また『ライト、ついてますか』『コンサルタントの秘密』などの名著で知られる著者、ジェラルド・M・ワインバーグが、その文章の書き方を公開した一冊。
※参考:『ライト、ついてますか』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4320023684/
※参考:『コンサルタントの秘密』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4320025377/
ワインバーグの名前は、ビジネスの世界ではあまり知られていませ
んが、著書のなかにはビジネスに役立つ要素が満載です。
特に、コンサルタントとして生計を立てている人にとっては、上記
の2冊はアイデアの宝庫です。
ワインバーグはあくまでコンサルタントですが、そのユーモラスで
本質を突いた文章は一定のファンの心を確実につかまえています。
本書は、これまでに執筆した論文が400本、著作が40冊という著者
の書き方のエッセンスを、余すところなく収めた一冊。
ユーモラスなエピソードと書き方の原則、適宜登場するエクササイ
ズが、読者の書く力を高めてくれる、そんな一冊です。なかでも、
まずい文章をセルフチェックするためのチェックリストは参考にな
りました。
書き方の本はそれこそ星の数ほどありますが、本書はどちらかとい
うとコンサルタントやビジネス書著者におすすめの本。
コンサルタントとして生計を立てていきたい方には必読の一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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ビル・ガフニー先生は文章を書くことについて一番大切なことを教
えてくれたのだった。
「興味のないことについて書こうと思うな」
それまでの学校は、違うことを教えようとしていた。
「知っていることについて書きなさい」
これまでの人生の中で何度となくこのルールを破ってきた。それど
ころか、たいてい文章を書こうと思うのは、自分の知らない何かが
あるからだ。わたしにとって、ある題材について書くことは、それ
について知る最良の手段である。だいいち興味がなければ、知りた
いと思うはずもない
頭のいい人が幸せになる方法のひとつは、自己を表現することであ
る。頭の中の広大な空間に雑然と渦巻いている思考や感情を世界に
向かって吐きだすことである
誰かの指示に従って文章を書くときは、与えられた課題を受け入れ、
知性と創造力を使ってそれを変えることだ
自然石の壁は、コンクリートブロックやレンガのような単一の素材
ではできていない。自然石、すなわち野山にあるような大きさも色
も手ざわりも形も密度もばらばらな石でできている。本当によくで
きたフィクション作品とはそのようなものではないだろうか?
問題はアイデアの数ではない。アイデアの数に対する書き手の反応である
すぐれた文章を書くためのカギは、石に対する人間の感情的反応である
相手のことを知っていれば、引き金を仕掛けるのはたやすい
読者のあたりまえの体験を侮っている作家はかならず失敗する
多くの人に届かせたいなら、万人に共通の引き金を使わなければ
ならない
自分の書いたもののせいで愛されなくなるのではないかとおそれ
るなら、自分の文章は誰にも見せる必要がないことを思い出すといい
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『ワインバーグの文章読本』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798111228
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┃▼目次▼
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┃ 日本語版によせて
┃ 第1章 文章を書くために一番大切なこと
┃ 第2章 自然石構築法の概要
┃ 第3章 スランプをなくす
┃ 第4章 自然石を集める
┃ 第5章 文献の石を再利用する
┃ 第6章 安全に石を盗む
┃ 第7章 収集に役立つ道具
┃ 第8章 記憶から自然石を集める
┃ 第9章 使えない石を捨てる
┃ 第10章 捨てる石の選び方
┃ 第11章 文章を一割けずる
┃ 第12章 石を並べ始める
┃ 第13章 自然石ソリティアでアウトラインを作る
┃ 第14章 作業空間をととのえる
┃ 第15章 気がすむまで動き続ける
┃ 第16章 潜在意識をはたらかせる
┃ 第17章 石を成形する
┃ 第18章 すきまを埋める
┃ 第19章 いつ終えるべきか
┃ 第20章 完成したあとは?
┃ 参考文献
┃ 訳者あとがき
┃
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