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本日の一冊は、ベストセラー『会社にお金が残らない本当の理由』の著者であり、神田昌典さんのパートナー税理士としても知られる岡本吏郎さんが、その発想の秘密を明かした注目の新刊。
※参考:『会社にお金が残らない本当の理由』
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レヴィ・ストロースの「プリコラージュ」や、「ポアンカレの法則」、
「フィッシャーの定理」など、普段ビジネスの世界ではあまり語ら
れることのないコンセプトを軸に、世の中やビジネスをどう見るか
指南した、じつに刺激的な一冊です。
とかく我々はビジネスにおいて「顧客獲得単価の減少」や「お買い
得品」など、「特別」を求めがちですが、そんなことよりも「市場
価格に合ったビジネスモデルを作る方が儲かる」。
また、経営においては、つい「何割増し」という発想をしてしまい
がちですが、「こんな思考では、まともな戦略なんて浮かびません」
というのが著者の考えです。
目先のノウハウよりも、ビジネスを取り巻く「構造」に目を向ける。
そして、その構造からチャンスを見つけ、「微差」と「時間」を利
用して未来を創る。
じつに知的なアプローチで、この本自体が「プリコラージュ」のい
い見本だと思います。
長期で確実な成功を目指す方に、ぜひおすすめしたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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自らが、自社や業態の歴史を調べておくことで、今後の行く先も見えてくる
(顧客獲得単価を下げるのに努力するよりも)平均市場価格を知り、
その市場価格に合ったビジネスモデルを作る方が儲かる
この世の「特別」は必ず平準化する
◆レヴィ・ストロースの「プリコラージュ」
彼は単純な人マネに「プリコラージュ」と名づけたわけではありま
せん。他の分野から「方法」や「構造」を借用することが効率的な
手段だと考えたわけです
1つの動きがピークを迎えたときには、すでに次の準備が始まって
いる。そして、それは満ちたものの反動であり、極端な部分の反動
になって現れる
資本主義社会は、ババを他人に渡したり引き受けたりする行為を続
けながら、安定を得ている
今は、その会社や個人の利益に税金をかける時代。つまり、これか
らはお金で計算できないものに、おいしいものがあるはずです
経営においては、「何割増し」という発想は最悪。こんな思考では、
まともな戦略なんて浮かびません
私たちは、いろいろ行動の結果を短時間で捉えてしまうところがあ
りますが、そういうものは意味がありません。なぜならば、冷徹な
時間の進行が、僅かな差である「原因」を一つの結果として形にす
るのは、「少しずつ」しかし、「後になるほど大きく」だからです
「未来を作る」ということは、「微差」と「時間」という変数を受
け入れて対処を考えること
いつも、自社を少し危険なところに置いておく。それによる損失は
当然出ますが100%ではない。20%の損失を最初から見込んでカオス
に身をさらす。そんな行動が「カオスの縁」という場を作る方法
「今」の最適化が、「未来」のマイナス要因になる。そういう思考
がないと、一瞬の打ち上げ花火に喜んで「あの会社はどこにいった
のかね?」といわれるのがオチ
◆人間の代表的な「近道選び」
「代表性」「利用可能性」「係留効果」
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『カリスマ・コンサルタントの稼ぐ超思考法』
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┃▼目次▼
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┃ まえがき
┃ 1.歴史がわかれば、将来を予測できる
┃ 2.世の中にお得はない
┃ 3.プリコラージュ
┃ 4.格好良いものは、格好悪くなる
┃ 5.リスク
┃ 6.お金の価値
┃ 7.1・3・5の法則
┃ 8.初期条件で決まり
┃ 9.逆選択
┃ 10.価値関数
┃ 11.不確実性回避
┃ 12.カオスの縁
┃ 13.ポアンカレの法則
┃ 14.究極の数式
┃ 15.恐怖心
┃ 16.攻めるのは逆さまから
┃ 17.選ばない選択の価値は大きい
┃ 18.エントロピー
┃ 19.タナトス
┃ 20.”近道選び”の性向に意識的になる
┃ おわりに
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