【ブランドは創るな?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894512815
本日の一冊は、福井県で紙加工メーカーを営む中山商事の三代目、中山裕一朗さんによる注目の新刊。
会合を行わないコミュニティ、自ら創らないブランドで「成熟・衰退企業」が業績を上げる方法を説いた、異色の一冊です。
著者によれば、日本の全産業を29業種に分けると、何と97%の28業種が売り上げ、会社の数ともに減少、つまり「成熟・衰退産業」。
だからこそ、中小企業には、成熟・衰退産業のノウハウが必要とい
うことなのです。
確かに土井も、日々、経営者と話していて思うことですが、コピー
ライティングやインターネットマーケティングがいかに強力とはい
え、それで救える企業と救えない企業があるのは事実です。
そういう意味では、本書はまさに、成熟・衰退産業のためのノウハ
ウ書。これまでこういった切り口の本が少ないだけに、貴重な一冊
になることは間違いありません。
ブランドを自分で創るのではなく、「参加する」。ノウハウを貯め
るのではなく「出す」。
一風変わってはいますが、中小企業にとっては王道のアプローチ。
三代目として成功した著者ならではの実践ノウハウがつまった一冊です。
製造業の経営者には、とくにおすすめしたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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◆崖っぷち会社が成長企業に生まれ変わる3つの方法
1.ノウハウ 2.コミュニティ 3.ブランド
ノウハウは自分の中に貯めこむものではありません。会社の中に貯
めておくものでもありません。社外にオープンにしてはじめて力を
発揮します
技術ノウハウをオープンにするという取り組みが、日本経済新聞や
業界誌七誌に報道されました。また、業界誌三誌には毎月四つの連
載を執筆するようになりました
技術やノウハウをオープンにすると、あなたはお客さんからこう言
われるようになります。「そうやって工夫して作っているんだ。そ
れなら安心できる」
技術やサービスを囲い込むと、もはや進化はそこで止まってしまいます
ノウハウをオープンにすると、ライバル会社から声がかかります。
あなたは、自分の会社より数十倍大きい会社から”先生”と呼ばれ
るようになります。そして仕事を頼まれるようになります
◆ノウハウが見つかる、あなたへの質問
1.あなたは、社員募集の面接で一日の仕事のイメージを話していますか?
2.あなたの会社に「三秒でわかるマニュアル」はありますか?
3.社員の何気ない日常会話をメモしていますか?
4.お客さんのクレーム・ランキング・ベストテンをあげてください
私は、メールとファックスの両方を使ってノウハウを発信していま
す。メールとファックスの割合は、メール八割、ファックス二割です
コミュニティの参加者だけにノウハウをオープンにすることで、参
加者同士でノウハウの情報交換ができます。そしてノウハウを発展
させることができます。お客さんはそんなコミュニティに注目し、
信頼を寄せます。お客さんが問合せをしないではいられない、そん
なコミュニティになるのです
一般紙よりも、業界誌に記事掲載される方がカンタンで効果がある
◆業界誌に掲載されるリリースのコツ
1.タイトルに「業界初」という言葉を入れる
2.「業界の活性化や発展のためになる」という一言を入れる
誰でもできるまったく新しいブランド商品のつくり方……それは、
複数の会社が集まって共同でブランド商品をつくることです
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『「崖っぷち会社」が生まれ変わった3つの方法』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894512815
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┃▼目次▼
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┃ はじめに 崖っぷち会社が、生まれ変わる!
┃ 第1章 社長は、怒りと悩みだらけ
┃ 第2章 なぜ「ノウハウ」をオープンにすると売り上げが伸びるのか?
┃ 第3章 「ノウハウ」で売り上げを1億2000万円増やすコツ
┃ 第4章 売り上げが劇的に伸びる「コミュニティ」のつくり方
┃ 第5章 すべて公開!売り上げ急上昇の「コミュニティ」の中身
┃ 第6章 「ブランド商品」で下請け体質から抜け出せ!
┃ おわりに 生まれ変わるために一番大切なこと
┃
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