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http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/482071709X
本日の一冊は、手帳の老舗、日本能率協会マネジメントセンターの代表取締役会長が、手帳を軸にまとめた人生論およびキャリア論です。
著者いわく、「これまで生きてきた時間と向き合うことなしには、将来の方向性も見えてはこない」。だからこそ手帳を使い、「書く」だけではなしに「振り返る」ことが重要なのだと説いています。
確かに現在のビジネスパーソンは忙しすぎて「振り返る」ことがおろそかになっている感はあります。
著者はまさにそこを指摘し、「振り返らないから自分を見失ってし
まい、かえって忙しさから抜け出せない」と喝破しているのです。
では、自らの人生を「書き」「振り返る」ために、どのように手帳
を活用すればいいのか。本書はまさにその点について書かれています。
消えない筆記具で書いて自分自身に対して言質をとる、大事なこと
に絞って重点化力を鍛える、手帳は朝につける…。手帳に関するさ
まざまなアイデアが紹介されており、参考になります。
またビジネスパーソンの自己啓発書としても有益な部分が多く、と
くに「小さな成功体験を積み重ねる」という視点は参考になりました。
欲を言えばもっと生々しい著者の過去をのぞいてみたかった、とも
思いますが、これはこれでよくまとまった一冊だと思います。
自分の人生設計、キャリア設計を見直したい方に、ぜひ読んでいた
だきたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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使い終わった手帳をながめていると、半生が手にとるようにわかる
評価される側は、もうワンランク高い目線から見ること。ひとつ高
い次元から自分の行動を見つめれば、やるべき課題も見えてくる
三十代のころ、私のつたない手帳に書き出した文言がどれも今ひと
つだったのは、具体性がなかったからです。今すぐ何をするのかが
明快でない。だから、望みばかりで実行がともなわず、そのうち挫
折してしまうのです
「将来」は自分の意志よりも、巡り合わせやタイミングといった偶
然の要素がきっかけでキャリアが形づくられていく場合が多い
手帳に今日のできごとを書くことは、今日を振り返ることです。振
り返ることで明日はもう少しマシな一日になる。ほとんど変わらな
いくらい、少しの差かもしれません。でも、それを一年、五年、十
年と続けていくと、どうなるか。ちょっとワクワクするでしょう
「ねばならぬ」的なことで手帳をいっぱいにすると、それにしばら
れて、けっこう気が重くなりませんか
小さな成功体験を積み重ねることで、やがて大きな目標が実現する
人が成長するとはどういうことか。この課題に半世紀以上も取り組
んできた人材育成の支援会社として、私たちが突き当たった根本。
それは「読む・書く・考える」ということでした
限られた条件こそが重点化力を鍛える
短く簡潔に書くには名詞形がいい
仕事のスケジュールは時間から書くほうが理にかなっている
嫌なことも、悲しかったことも含めてあらいざらい手帳に書くこと
ではじめて、自分の人生が投影される
私は、手帳の日記欄のその月の「ついたち」に太い線を引いて、節
目を「見える化」しています
人が何者かになるためにはある一定の時間が必要
「書く」、そして「振り返る」を繰り返すプロセスで「考える」。
この行動が習慣化されたときに、人生は変わります
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『能率手帳の流儀』
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┃▼目次▼
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┃ 序章 私の成長はすべて手帳が支えてくれた
┃ 1章 手帳にしかできないことがある
┃ 2章 「書く」習慣が人生を変える
┃ 3章 「振り返る」から成功する
┃ 4章 絶対時間で大樹をめざせ
┃ 5章 手帳を活かす手帳術
┃ 6章 元祖能率手帳の「こだわり」と「これから」
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