2007年10月29日

『なぜ、エグゼクティブは書けないペンを捨てないのか?』

【きた!第2弾!】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4777108023

本日の一冊は、スペインで最も優れたビジネス書と謳われ、日本でも30万部超ベストセラーとなった『なぜ、エグゼクティブはゴルフをするのか?』の待望の続編です。

※参考:『なぜ、エグゼクティブはゴルフをするのか?』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4777106535/

前作が評価される人間になるための指南書だとすれば、この続編は、
人を評価し、導く人間がどうすれば人を活かすことができるのかを
説いたマネジメントのための指南書です。

なぜ部下が才能を発揮できないのか、どうやって部下を評価すれば
いいのか、どんな人間を排除し、どんな人間を引き上げればいいのか。

マネジメントに悩むすべての人に、明快な解決策を示してくれる、
頼りになる一冊です。

140ページ強と、前作以上に薄い本ですが、マネジャーが勇気とイ
ンスピレーションを得るには、十分な内容です。

クリエイティビティが企業の生命線をにぎる今日、「『変わり者』
には、その力量にふさわしいマネジメントが必要」と説く本書の内
容は、ますます重要性を増してくると思われます。

たとえ「書けないペン」でもその個性を尊重し、競争力に変える。
そんな視点が今日のマネジメントに求められているのではないでしょうか。

優れたマネジャーになりたい人はもちろん、マネジャーに評価され
る人間になりたい人にもぜひ読んでいただきたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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肝心なのは顧客を訪問することだ。訪問し、現場を知り、電話する
ことだ。顧客にとって来ない人は、いない人であり、いない人がチ
ャンスをつかむことはまずない

才能を発揮するにはやる気がいる。やる気がなければ、社員がどん
なに知識や経験や知性を持っていても、その能力に似つかわしくな
いお粗末な結果しか出せない

自分は必要とされている、評価されている、と社員に感じてもらわ
なくてはいけない。この会社にいれば公私ともにいいことがある、
と思ってもらうことが大事だ

プロとしての価値を決めるのは、何を話すかではなく――何をやっ
て見せるかだ。人を評価するときは、言っていることより、やって
いることを見るほうが確かである

最高の働きをすれば、最高の待遇が受けられる(中略)人を評価す
るときは、言っていることより、やっていることを見たほうが確かだ

部下がよい結果を出すためとあれば、上司ほど熱心に協力する人間はいない

協力してくれた部下に感謝し、親身になって応援すれば、その気持
ちはみな、忠誠心、熱意、やる気になって返ってくる

最高の勇気は、万事うまくいっているときに変化を起こす勇気だ

「ただ、○○です……」と口にするたび、あなたは無意識に、行動
したり問題を解決したりすることより、言い訳や問題点に目を向けている

決定事項を部下に認めてもらう必要はない。適切に伝えればいいだけだ

必要なことだと理解すれば、誰でも熱心に取り組み、よい働きをする

優秀な人材には「この会社で働くのは楽しい」と感じてもらい、し
っかりとつなぎとめておく必要がある。会社を前進させるのは、会
社に魅力を感じている人間だからである

意欲的に働く、という責任を果たさない不誠実な社員、同僚の足を
引っ張る社員に対しては、先頭に立って厳しい対抗手段を講じるべきである

厄介者、騒がしい者の中から最良の協力者が見つかることもある。
力量にふさわしいマネジメントを受ければ、彼らは能力を発揮する

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『なぜ、エグゼクティブは書けないペンを捨てないのか?』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4777108023
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┃▼目次▼

┃ はじめに
┃ 本書に寄せて
┃ 第1部 仕事と人生に報酬をもたらす8つの物語
┃ 第2部 自分を、人生を変える2つの誓い
┃ 第3部 実践編 本書を読んで最初にやるべきこと
┃ おわりに

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