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http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4757304684
本日の一冊は、父が経営していた赤字飲食店を売上げ、来店者数ともに3倍にしたという著者が、そのマーケティングの極意を明かした一冊。
著者いわく、「どこの店も、「こだわりの○○」となった現在、卓越した商品だけでは、お客さんも店を選ぶことができない」。そこで「コンセプトを売る」ことが必要になってくるのです。
では、一体どうやれば他にないコンセプトを見つけ、表現することができるのか。それこそが、本書の中身です。
本書のなかで著者は、自らが成功させた女性限定バーのコンセプト
と運営の工夫、その結果起こったメディア露出と売上げ増大のポイ
ントを解説。
ほかにも、旭山動物園やサファリパークなどの例を挙げ、商品力が
なくてもコンセプト次第で十分売上げが伸ばせることを力説しています。
また、最終的に通販ビジネスにまでつなげる「儲けのステップ」や、
コピーの書き方、ブランディングの秘訣まで、惜しげもなく公開し
ています。
経営者にとって、決断に勇気のいる施策も提案されていますが、怖
気づいた時は、著者の以下の言葉を思い出してみてください。
「みんなと違うことを口にするのはとても勇気のいることです。で
も、安心してください。売上げがすべてを癒してくれます」
シンプルな内容ではありますが、他と差別化したい小さなお店、企
業の経営者に、ぜひおすすめしたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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繁盛店の十分条件とは、
第一に、費用対効果よく新規客を集めることができること。
第二に、集めた新規客を効率的にリピーターにできること。
新たなコンセプトが必要になります。「檻の中の動物を、檻の中か
ら人が見る」という常識では考えられない状態を、どうすれば実現
できるかを考えるわけです。旭山動物園が打ち出したコンセプトと
は……人がエサの視点で動物を見る、というものでした
◆著者が経営していた銀座のバー
人口の半分を切り捨てた結果、「女性の活力充電の場」として、新
聞や女性誌、テレビ等で取り上げられ、「女性のおひとりさま」ブ
ームの火付け役的な存在になりました。そして、来店者数は3倍に
増え、売上げも3倍になったのです
まわりが「健康、健康」と叫んだら、あえて逆を考えてみるべきで
す。旭山動物園やサファリパーク、女性中心のバーなどの例のよう
に、激烈な発想の転換をするためには、あえて常識はずれな言葉に
変えてみるべきなのです
◆儲けのステップ
来店時に顧客情報を入手する
↓
お礼状を出し、ニュースレターとセールスレターでリピートさせる
↓
その利益を新規客獲得に再投資する
↓
このステップを繰り返す
↓
顧客リストと売上げが増える
↓
顧客リストが増えたところで、通販を始める
お客さんが知りたいのは、いつでも、「で、私にとってどんないい
ことがあるんですか?」ということなのです
行動を指示するアクションワードが重要
「商品」を売るな、「コンセプト」を売れ
重要なのは、「何をどうやって売るか」ではなく、「誰にどう位置
づけされるか」です。どのような言葉で位置づけられるかが重要なのです
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『ペンだけで30日後に行列をつくるすごい裏ワザ』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4757304684
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┃▼目次▼
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┃ はじめに
┃ 第1章 飲食店はなべを振るな! ペンを持て!
┃ 第2章 ペンだけで売上げを上げる方法
┃ 第3章 ペンだけでお客さんを増やす方法
┃ 第4章 ペンだけでリニューアルする方法
┃ 第5章 ペンだけでライバルに勝つ方法
┃ 第6章 ペンだけで人生をコントロールする方法
┃ おわりに
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