2007年8月29日

『そろそろ本気で継続力をモノにする!』

【】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4820717081

本日の一冊は、ベストセラー『スピードハックス』の著者、大橋悦夫さんが、仕事や人生で使える「継続力」の身につけ方を説いた、注目の一冊です。

※参考:『スピードハックス』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534041837

先ごろ出された、ロビン・シャーマの『3週間続ければ一生が変わ
る』や、石田淳さんの『「続ける」技術』はじめ、習慣モノがちょ
っとしたブームになってしますが、本書のおもしろいところは、自
己管理や時間管理に異常なまでのこだわりを持つ著者が、「継続」
を維持するために徹底した対策を説いている点。

※参考:『3週間続ければ一生が変わる』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4759309187

※参考:『「続ける」技術』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894512432

なかでも、継続する対象を「続ける系」「ためる系」「マスター系」
に分け、それぞれの挫折ポイントや継続の秘訣を説いた点が秀逸です。

個人の習慣づけのためにも役立ちますが、ランニングを継続する方
法や使われるポイントカードの仕掛けなどは、マネジメントやビジ
ネスにおいても役立つ視点が満載です。

土井が有名とんかつチェーン「さぼてん」のポイントカードにはま
る理由が、この一冊でスッキリ説明できた気がします。

みなさんも、ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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そもそも「無意識にできるようになる」ことを強く意識するのは矛
盾しています

「行き着く先」にたどり着いた自分を想像し、そこから今の自分を
振り返ってみます。この「2人の自分」の間を結ぶ線が、継続の力
を借りて進むべき道になります

新たな習慣を身につけることは、生まれつきの性質と同じくらいに
その後の人生に影響を及ぼす力を持つことになる

ヒトは複雑すぎる作業や単調な繰り返し作業が得意ではない

◆継続を妨げる3つの「感情のフィルター」
1.例外 2.不安 3.スランプ

「はじめは人が習慣をつくり、それから習慣が人をつくる」
(イギリスの詩人 ジョン・ドライデン)

◆継続の3タイプと継続のポイント
1.続ける系:「気づいたらやっている」というレベルを目指すこと
2.ためる系:なるべく早いタイミングで収穫が得られると同時に、
      その収穫が努力にふさわしい内容であれば、続けやすくなる
3.マスター系:努力した以上のメリット(=レバレッジ効果)が
        得られるような要素をいかにうまく見つけられるか

◆「時間」と「やる気」に関する7つのルール
1.時間の確保を最優先させる
2.自分をあてにしない
3.現在を最も高く評価する
4.やりたいと思ったら記録しておく
5.予定外を受け入れる
6.同志を巻き込む
7.自画自賛でやる気をアップさせる

継続を実現する上で最も大切なことは「継続という坂道」を可能な
限りなだらかに保つこと

「今日1キロでも走れば、また1マス塗りつぶせる」というように
具体的な成果が保証されていると、それだけで魅力的に映る

人は誰かに見られていると思うとムキになる

◆「使われる」ポイントカードのしかけ
1.1回に押してもらえるスタンプが多い
2.すぐに景品や割引券として交換してもらえる
3.トクした気分になれる

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『そろそろ本気で継続力をモノにする!』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4820717081
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┃▼目次▼
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┃ はじめに
┃ 第1章 どうしてヒトは挫折してしまうのか
┃ 第2章 ヒトが「継続する」メカニズム~3つのタイプと5つのステップ
┃ 第3章 継続をサポートする「時間」と「やる気」のコントロール
┃ 第4章 タイプ別 継続力攻略法 「続ける系」をモノにする!
┃ 第5章 タイプ別 継続力攻略法 「ためる系」をモノにする!
┃ 第6章 タイプ別 継続力攻略法 「マスター系」をモノにする!
┃ 第7章 生活の中にある継続のコツを知る
┃ おわりに
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