2007年7月4日

『会社でチャンスをつかむ人が実行している本当のルール』

【】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887595549

本日の一冊は、女性のキャリアに詳しいジャーナリストの福沢恵子さんと、ベストセラー『無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法』の著者、勝間和代さんが、女性のための本音のキャリアアップ術を論じた一冊。

※参考:『無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887595441

冒頭で「見かけ上のルールを守っているだけでは、なかなかチャン
スは回ってこない」と論じた後で、「15の本当のルール」と題して
極めて現実的な出世術、処世術を説いています。

その15のルールとは、たとえば「組織で働く以上、出世をしなけれ
ばやりがいも生まれない」「上司のほめ言葉は下心ありのリップサ
ービス」といったもの。

ビジネス社会を知らない女性が陥りがちな罠を指摘し、極めて現実
的な処世術を説いている、極めて異色のキャリア論です。

若干「被害妄想では?」と思うふしもないではないですが、ビジネ
スの世界は競争であり、交渉でもあるので、こうしたことは知って
おいて損はないと思います。

女性に限らず、若いビジネスマンにもおすすめの一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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一般的な見かけ上のルールを守っているだけでは、なかなかチャンスは回ってこない

だいたい、「出世よりもやりがい」というのは、組織の側から見る
と、論理矛盾になります。というのも、組織は通常、利益と成長を
求めますから、その構成員である個人にも成長が求められるのです。
つまり、一人ひとりの社員に、それなりに仕事のスキルが上がるこ
とが求められ、そのスキルの上昇に応じて、ノルマも、権限も、責
任の度合いも上がっていくものなのです。それが個人の成長です

やりがいとは、まさしく他人と一緒につくっていくものなのです。
自分ひとりの働きでつくれるやりがいなど、実は、たかが知れているのです

仕事において有能であるとは、相手の期待値を超えた仕事をすること

そもそも相性が合わない人が多い職場で、うまくやっていくコツと
はなんだと思いますか? それは、相手が自分に何を欲しているか
を理解してから仕事を始めることです

仕事をやりやすくするため、今でも企業では出身大学ごと、あるい
は出身地域ごとの派閥などが存在しています。その種の既存のイン
フォーマル・コミュニティに属すると、情報の共有が多く、密にな
ります。そして、仕事がいろいろと進めやすくなるのです

自分にしかない情報を持っていれば、相手が聞きに来てくれますか
ら、情報の物々交換ができます。専門分野や人脈、特定の業界の内
部事情に関する情報などを持っているのは強みとなるのです

ある程度の給料を手にしないと、会社や社会という組織の中で軽く
見られて、仕事の内容にもどんどん差がついてしまう

承認欲求の強いタイプは、リップサービスに弱い

叱られるのは、上司がその人を成長させたいと思っていること、期
待していることの証しであることが少なくありません

仕事と生活ははっきり分離されることなく、お互いによい影響を及
ぼす相互補完の関係にある

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『会社でチャンスをつかむ人が実行している本当のルール』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887595549
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┃▼目次▼
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┃ はじめに 勝間和代
┃ 女性たちってこんな時代を歩んできたんだ…
┃ 15のリアル・ルール、教えます
┃ 辛口対談…ここだけの話
┃ これで完璧!チェックリスト
┃ おわりに 福沢恵子
┃ 
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