2007年2月22日

『ベトナム株』

【】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4757213085

本日の一冊は、ベストセラー『10万円から本気で増やす中国株』の著者であり、自らも途上国への株式投資で成功している戸松信博さんが、今注目を浴びるベトナム市場の魅力を解説した一冊。

※参考:『10万円から本気で増やす中国株』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4795820139/

ベトナム株の展望から、具体的な売買方法、銘柄選択のコツ、税金、配当の話まで、じつに詳しく書かれたベトナム株の決定版です。

ハノイ、ホーチミンに上場している企業の分析、各種の指標なども紹介されており、具体的に購入を考えている向きにも役立つ一冊です。

本書を読む限り、ベトナム株は口座開設や売買のルールがやや複雑で、知らずに投資するのはちょっと危険です。

本書を読んで基礎をきちんと押さえ、将来展望も考えた上で投資するといいでしょう。

著者の前著同様、じつにわかりやすく、ツボを押さえた内容で、これ一冊あればほぼベトナム株に対する疑問は解消されます。

とくに、ベトナム株の現状を鑑み、「PER5倍以下は必勝ライン」「配当利回り10%以上は絶対に買うべき」など、明確な指標を示してくれている点は、とても親切だと思います。

興味のある方はぜひ手に入れてくださいね。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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現状のベトナムは大半の日本人の想像を絶する勢いで躍進を遂げて
います。その躍進の最も大きな理由は、中国の人件費高騰による生
産拠点の移動です

ベトナムは賃金の水準が低いにもかかわらず、教育の水準は極めて
高いレベルにあります。国民の90.43%が小学校に就学しており、
40.77%が高校に就学しています。卒業率も高く、教育熱心である
ことがうかがえます。成人識字率も2003年の段階で、男性が約96%、女性が91%と非常に高くなっています

ベトナムは国民の6割が30歳未満の若い世代

ベトナムに進出しているのは日本企業だけではありません。半導体
の最大手である米国のインテルは総額約1200億円を投じてベトナム
にインテルとしては世界最大の半導体工場を建設する計画を発表しています

ベトナム政府は本気で株式市場を育成しようとしています。政府は
2009年までに上場企業数を770社まで増やすことを計画しており、
アジア開発銀行では2010年までに1000社の上場企業が誕生すると予想

売買代金から見た市場参加者の割合を見てみると、機関投資家が20
?30%、ベトナムの個人投資家が70~80%となっています

「いくらでもいいから確実に買いたい」という場合は、成行注文を
出すのではなく、買い注文ならその時の上限価格で、売り注文なら
その時の下限価格で、指値注文を出すようにしましょう

◆将来が有望な企業の4条件
1.世界の工場としての地位を確立している
2.特定の事業で利益を独占できる権限を持っている
3.ベトナムを代表する国有企業(総公社)の子会社
4.ベトナム国内の消費市場向けに、圧倒的な強みを持つ商品やサ
  ービスを提供している

◆ベトナム株投資の5つのセオリー ※一部紹介
1.有償増資と無償増資
4.主要株価指数で構成ウェートの高い株を狙え!
5.株価2倍で半分売り、暴落で買い戻す雪だるま投資法

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『ベトナム株』

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■目次■

はじめに
第1章 ベトナムは本当に発展するのか
第2章 ベトナム株の買い方・選び方・儲け方
第3章 ベトナム株 厳選銘柄14

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