http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478375178
本日の一冊は、わかりやすいキャッシュフロー経営の指導で定評の
ある著者が、オープンブック・マネジメントの基礎を説いた一冊です。
オープンブック・マネジメントは、ジャック・スタックの『グレー
トゲーム・オブ・ビジネス』が翻訳された数年前に日本でも流行し
た手法で、要は社員に数字を公開することで、積極的な経営参加を
うながすというもの。
※参考:『グレートゲーム・オブ・ビジネス』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198615330
本書では、このオープンブック・マネジメントの基礎となる考え方
や、実践するための注意点、経営者の心構えなどが説かれています。
著者によれば、社員が「木を見て森を見ない」のは、社長と比べ、
情報量が圧倒的に違うのだから、当たり前のこと。
適切なやり方で情報を与えさえすれば、きっとよくなる、というの
が、全体を通じての主張です。
給料に見合った、あるいはそれ以上の働きをしてくれる理想の社員
はなかなかいないものですが、その原因の半分以上は経営者にありま
す。
スタッフが一丸となって戦える強い組織を作るためにも、ぜひ読ん
でおきたい一冊です。
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■ 本日の赤ペンチェック
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会社のビジョンと数字をオープンにすることは、すなわち社員に
「ゴール」と「今自分たちが立っている場所」を理解させること
会社の経営状態について、社長と社員が持っている情報量が圧倒的に違
う
多くの人は無意識のうちに、「自分の【サイフ】より大きい【サイ
フ】」については大丈夫、という大前提を持って生活している
自分(自社)の収入はどこに依存しているのか? その依存先が今
後どうなっていこうとしているのか? マクロ的に考える人ほど、
危機感を持って行動します
建設的な話をするためには、全体を見た上で部分を見ることが大切
社長に求められていることは、将来のビジョンを明確に描き、それ
を実現するために今何をすべきかを、未来からの逆算で考えること
◆「全員参加経営」を成功させるために必要なこと
会社の成果と自分の報酬のつながりがわかる仕組み
「年間報酬」の3倍以上の粗利目標なら、会社の利益に貢献してい
るといえる
あるべき状態と現状のギャップを全社員が同じように知ることがで
きるからこそ、社員一人ひとりが自立的に動き出す
社員に対して経営をオープンにすることを決意するには、それ相応
の覚悟が必要です。そして、その覚悟ができた時点で、会社の発展
は半分約束されたもの
「成熟した企業」とは、周りの人と比べてどちらが頑張っているか
という相対価値だけで考えるのではなく、自分の役割に対してどれ
だけ実践しているかという絶対価値で評価する人たちが集まった企業
◆「全員参加経営」を導入し、社内に定着させるための3つの秘訣
1.ツールを使え!
2.ミーティングを定例化せよ!
3.自分(社長)にも社員にもご褒美を惜しむな!
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『逆ザヤ社員が稼げる社員に変わる法』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478375178
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■目次■
第1章 なぜ社員に危機感が伝わらないのか?
第2章 「逆ザヤ社員」に喝!社員は給料の何倍稼げばいいのか?
第3章 「全員参加経営」に取り組む前に知っておくべきこと
第4章 今スグできる!「全員参加経営」を導入する7つのステップ
第5章 社員の報酬をアップして会社をグングン成長させる方法
第6章 「全員参加経営」を成功させ、定着させるために
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