http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4796652396
本日の一冊は、世界を代表する大投資家たちの投資哲学と手法を、
コンパクトにまとめた一冊です。
ウォーレン・バフェット、ピーター・リンチ、ジム・ロジャーズ、
ラリー・ウィリアムズ、竹田和平…。
投資の世界では誰もが知っている、伝説の19人のエッセンスがまと
めて学べる、じつに便利な一冊です。
図や表をふんだんにつかい、ポイントがひと目でわかるようになっ
ている点がじつに親切。要点が上手にまとめられているため、資料
としても重宝します。
ただ、「大投資家は今ならこの日本株を買う」は、決して事実では
なく、あくまで予想・シミュレーションのため、気をつけたいところ。
大投資家たちの投資手法の違いを見比べ、自分のスタイルを確立で
きる、という点では意味のある一冊です。
ぜひ読んでみてください。
———————-
■ 本日の赤ペンチェック
———————-
5年でも7年でも、10年でもずっと持ち続ける忍耐力、ボロ株でも
買うっていう胆力、そして相場暴落時に買う決断力が必要なんだ。
だからこそ銘柄選びでも”志”が大切になる(澤上篤人)
バフェットの投資スタイルは実にシンプル。「その企業が、将来ど
れだけの現金収入を産み出すことができるのか?」を第一に考える
マーケットの規模が大きく、その企業に依然として成長余地がある
ことも、バフェットが銘柄を選ぶ上で重要な条件のひとつだ
企業の運命をみることに長けているリンチは、人気業種の中心とな
っているようなトップ人気銘柄にだけは絶対手を出すまい、と決めてい
る
◆オニールの”CAN-SLIM”
C:直近の四半期業績が前年比で最低20%以上の増益である
A:安定成長が数年間続いている信頼性の高い企業である
N:新しい経営陣か、画期的な新製品が存在し、株価が新高値を付けて
いる
S:発行済み株式総数が多すぎない小型株である
L:市場をリードする力強い値動きをみせている
I:機関投資家が資産に組み入れ始めている
M:マーケットのモメンタムに勢いがある
並外れて優秀な企業を選んで株を買い、その企業が成長し内容が充
実してゆく間は何年間でもずっと持ち続けること(フィッシャー)
◆ベンジャミン・グレアム投資法
1.その株の本来の価格を考える
2.その本来の価格より大きく値下がりしたときに買う
3.マーケットの動きは利用もしくは無視
役員が自社株をたっぷり持っているかどうか(フィリップ・キャレー)
◆ジョージ・ソロス投資法
1.市場のトレンドを知る
2.最初は小さな金額から
3.自分の熟知した分野で
◆ジム・ロジャーズ投資法
1.危機に陥った企業はチャンス
2.長期的なトレンドの変化
3.政府の政策転換に注目する
————————————————
『偉大な投資家の株の買い方、売り方』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4796652396
————————————————
■目次■
特別インタビュー
第1章 グロース投資
第2章 バリュー投資
第3章 ファンダメンタルズ投資
第4章 テクニカル投資
━━━━━━━━━━━━━━━
■ご意見、お問い合わせは、
→ eliesbook@yahoo.co.jp
■マガジン登録、変更、解除
→http://eliesbook.co.jp/bbm/
━━━━━━━━━━━━━━━
この書評に関連度が高い書評
お知らせはまだありません。