2006年4月2日

『不動産経営の常識・裏ワザ・隠しワザ』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797334592
本日の一冊は、現在、不動産投資で年間家賃収入3千万円を稼ぎ出しているという不動産アドバイザーが、不動産投資の要諦と、不動産の有効活用について書いた一冊です。

不動産投資の本はほかにもたくさんありますが、本書の良いところは、不動産価値の本質と、それを見つける、あるいは高めるための方法について書かれていることです。

実際に購入する段になって気になる資金繰りの話や、資産価値を見極めるポイント、リフォームのコツ、売買のテクニック、税金の話など、じつにさまざまな内容が過不足なく、コンパクトにまとめられています。

不動産投資は、本当に儲かったかどうか、最後までわからないもの。

その点本書は、多くの不動産投資本で抜け落ちている「出口戦略」についても、きちんと書かれているので、良心的な一冊だと思います。

不動産投資に興味のある方、今ある不動産を有効活用したい方には、おすすめの一冊です。
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■ 本日の赤ペンチェック
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不動産は自分のアイデア次第です。リフォームして付加価値を付けたり、持っている資産をさらに有効活用することで収入を上げることができます

不動産の換金価値を相続税の評価額と比較したとき、地価が上がってきている都心部では評価額が小さくて換金価値が大きい

◆キャッシュフローを良くするためのポイント
1.売り上げを多くする
2.経費を抑える
3.所得税・法人税の納税額を抑える
4.減価償却費を多く取る
5.返済元金を少なくする

年収が高い人は、税金で持っていかれる額が多くなるのでよく注意しましょうということと、できれば法人を作ることをお勧めします

木造物件はキャッシュフローで見ると確かに得ですが、銀行の融資が受けづらい

物件の資産価値を見直す4つのポイントは「キャッシュフロー」「ROI」「担保価値」「立地」

アパートやマンションを建てるにしても、店舗や事務所用物件を建てるにしても、賃貸の需要があるかどうか、そのエリアでのマーケットを徹底的に調査することが大事

利害が対立するところには第三者を立てるのがベター

大きめの部屋は入居者が決まりやすく、入ったら長くて、入居者の入れ替わりによる家賃変動もないので、結果的にはトク

実際に見に来てくれた人にアピールできるように、「シャワートイレや洗面化粧台など、目立つために新品だとすぐに分かるものを新しくしておくというのも有効」

金利や人口減少など将来の状況がどう転んだとしても、「借り手が見つかりやすい場所で、借り手の見つかりやすい物件を建てたり、そのような物件を手に入れる」ことが大事
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『不動産経営の常識・裏ワザ・隠しワザ』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797334592
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■目次■
はじめに
第1章 戦略作りが不動産経営の第一歩
第2章 キャッシュフローを理解して健全経営を!
第3章 銀行から賢くローンを借りる融資術
第4章 建築・土地活用で失敗しないための防衛策
第5章 入居率アップを狙うリフォーム・募集のコツ
第6章 物件購入、滞納、保険などリスク万全対策
第7章 消費税、固定資産税、相続税など節税大作戦
あとがき
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