http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894512130
本日の一冊は、学習塾を経営し、5年で直営店を10倍に拡大。驚異的なスピードで、TV「ワールドビジネスサテライト」でも取り上げられた著者が、その独自のマネジメント手法を紹介したものです。
著者が推奨するマネジメントの考え方は、「have to(ねばならない)」の姿勢で仕事をしている、平均以下の社員に自発的な意欲を与え、「want to(したい)」社員に変えること。
では一体、どうすればそんなことが可能なのか。著者が提唱するのは、部下の「人間性」ではなく、「行動」にフォーカスすること。
具体的には、パフォーマンスを上げるための行動を分解し、行動のレパートリーを与える。つまずきやすい「行動の核」を明確にし、サポートする。チェックリストを作って「できたことを誉める」。理念をインストールするなどです。
成果を上げたければ、成果に直結する「行動」にフォーカスする。本書の考え方は、あらゆる企業のマネジメントに応用できると思います。
人材育成に悩む経営者、マネジャーは、ぜひ読んでみてください。
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■ 本日の赤ペンチェック
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行動さえ変えれば、結果は変わります。人間性をイジって部下を「優れた人間」に変える必要はないのです
リーダーたる者、部下に対して安易にレッテルを貼ることは慎まなければなりません。仕事ができないのは何が原因なのか、やり方を正しく教えているかどうか、この点をよく考える必要があります
たとえ同業種であっても、A社とB社では行動が異なります。自社の行動を明確にしないかぎり、最適のマネジメントはできません。
報奨は行動に直結させることとタイミングが重要
大切なのは「何を目指すか」「どうやって目指すか」です。具体的な目標のない会社には人材が育たないことを肝に銘じておくべきです
仕事ができない人は「仕事」に関する行動のレパートリーを持っていません。レパートリーを与えるのは新人育成係の務めなのですが、それを与えないまま「しっかりやれ」と尻を叩いているのが実態です
◆IS行動科学マネジメントの5つのステップ
1.行動を分解し「行動のレパートリー」を与える
2.行動の核を見つける
3.チェックリストを作る
4.行動することを「快」につなげる
5.理念をインストールする
業務を覚えるのに素質は関係ありません。無意識にできるようになるまでひたすら反復するだけです
◆行動することを「快」につなげるポイント
1.行動したことをねぎらうこと
2.「快」につなげることをしくみ化すること
真の共感を得るためには、行動する「意味」をすべてオープンにしなければなりません
◆理念をインストールする方法
1.ミッション、ヴィジョン、クレドを明確に示す
2.意図のある飲み会を行う
3.合宿を行う
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『リーダーのためのとっておきのスキル』
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■目次■
第一章 マネジメントの『本当の問題』は?
第二章 マネジメントの常識は間違いだらけ
第三章 社員がみるみるやる気を出すとっておきのマネジメント
第四章 実践・IS行動科学マネジメント
第五章 永続的に使えるマネジメント
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