2005年9月14日

『マインドマップ・ノート術』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894511991

本日の一冊は、ブザン・リミテッドの公認マスタートレーナーである、ウィリアム・リードが、今話題のマインドマップをわかりやすく解説した一冊です。

マインドマップは、人間の思考法に合ったノート術で、インプットとアウトプットの両面を書き込むところに特徴があります。

単なるメモではなく、それをアイデア創出やアクションにつなげられるため、実学を志向する読書家の方には、おすすめの手法です。

本書では、その手法を、カラーをふんだんに使い、図を示しながら説明しています。

これまでにもマインドマップの本は何冊かありましたが、なかでもこれは、もっとも親切でわかりやすい部類に入ると思います。

読書や日々の経験から得たアイデアを無駄にしたくない方に、ぜひおすすめしたい一冊です。
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■ 本日の赤ペンチェック
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◆マインドマップの特徴
・紙1枚に情報を記憶できる
・情報をいつでも引き出すことができる
・思考を行動に楽に移すことができる
・時間を短縮できる
・行動するための計画をつくることができる

美しい絵を描くことよりも、その絵を見ると何を表しているか思い出せる、ピンとくる絵を描くことがポイント

イメージしたキーワードからさらに思い浮かんだイメージや言葉を広げていくこと(関連づけ)

◆マインドマップを描く際に用意すべきもの
紙1枚(できればA4以上)、
ペンか鉛筆、色鉛筆かカラーペン(最低3色)、
下敷き(少し厚めのもの)

◆マインドマップ12のルール
1.無地の紙を使う 
2.横長で使う 
3.中心から描く
4.テーマはイメージで描く 
5.1ブランチ=1ワード
6.ワードは単語で書く 
7.ブランチは曲線で 
8.強調する
9.関連づける 
10.独自のスタイルで 
11.創造的に 
12.楽しむ!

◆1冊の本を紙1枚に記憶する手順
1.まず物語から、あなたが知りたい情報をイメージしてメイン・ブランチにする
2.各メイン・ブランチから、あなたのイメージしたキーワードを拾い出し、サブ・ブランチにする
3.ブランチを放射状にどんどん描き出していく

◆色の使い分け
・テーマによって色を使い分ける
・ブランチの位置によって色を使い分ける
・情報源によって色を使い分ける
・キーワードによって色を使い分ける

◆マインドマップを使ったアウトプットの作業
1.マインドマップを眺める
2.イメージを強く頭の中に残す
3.話す相手を考える
4.相手に沿って一番よいと思われる部分を中心テーマに据える
5.もう一度、マインドマップを作成する
6.つくり替えたマインドマップを眺める
7.話す順序を色分けしたり、順番をつけたりする
8.話の流れを頭の中でシミュレーションする
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『マインドマップ・ノート術』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894511991
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■目次■
この本を手にした日本のあなたへ ~トニー・ブザン
はじめに ~マインドマップで何かが起こる!
第1章 あなたの人生を変えてしまう驚異のノート術があった!
第2章 マインド・マップを描く前に、あなたの脳を鍛えよう!
第3章 これだけは知っておきたい! マインド・マップ基本ルール
第4章 色と絵があるマインドマップはより脳に焼きつく!
第5章 紙1枚で自在に表現(アウトプット)できる!
第6章 仕事でアウトプットして「できる人」になる!
特別対談 世界一のマインドマッパーに聴く!
(ブザン・シンガポール マスタートレーナー、ディリップ・ムケルジア)
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