本日の一冊は、自己啓発分野の不朽のロングセラー『成功の掟』の著者による、待望の新刊です。
※参考:『成功の掟』
http://tinyurl.com/bpaz4
今回の話は、若いリムジンの運転手が、ひょんなことで知り合ったミリオネア氏の遺書を読んでしまったことから始まります。
うだつの上がらないサラリーマンだった著者が、いかにして自己を変革し、人生を変えていくか。そしてその結末とは…。
遺書に書かれた深い教えと、現実世界との奇妙なオーバーラップが読む者の心をぐいぐい引きつける、そんな一冊です。
最近は、物語形式の自己啓発書が数多く出され、何人ものベストセラー作家が登場していますが、本書の著者は、その先駆けとも言うべき存在です。
ストーリーものの王道とも言える内容ではありますが、今回も楽しく読ませていただきました。
自己啓発書好きには、外せない一冊だと思います。
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■ 本日の赤ペンチェック
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あんたの未来を知るためには、自分の抱いているもっとも強烈で、深い願望を調べてみることだ
恐怖のせいで、自分の才能を埋もれさせてはいかんぞ
百万ドルをすでに持っているようにふるまいたまえ……。実際に、それが百万ドルを手に入れるための最善の道なのだ
どんな謙遜な人間でも、あんたが出会う人物はすべて、何かしら貴重な知識を持っておるもんだ
わしがあんたに願っている能力とは、ミリオネアの考え方を持っている人間を周囲に集められるようにすることだ。人生を義務に縛られたうんざりする歳月ではなく、魅力的なゲームとして眺められる人間を周りに集めることじゃ
偉人の伝記から模範や哲学を手に入れ、心のなかに勇気、野心、ビジョンをしっかり培うことだ
簡潔で、躍動感のある言葉を話せるようにしておきたまえ(中略)話すときは、内容に人間味、事実と数字、それにユーモアも交えたまえ
売り方を学ぶことだ。望むと望まざるとにかかわらず、売り方があんたの一生を形作るのだからな
学ぶのをやめられるのは自分が引退する日だけで、学ぶのをやめた瞬間、自分は一線を退くことになると、肝に銘じておくがいい
百人の人間に信じてもらえる人間より、百人の人間には信じてもらえなくても自分だけは信じられる人間になることのほうが大切なことだ
ヴェネチア人の成功の秘訣は、ひとつの目標をつねに追い求めながら、その目標のために手段を変えていける柔軟性を備えているところにあった
太陽はすべてのものに分け隔てなく光を降り注いでいる。だから、誰もが太陽を求めるのだ。ほんとうのミリオネアが人々から求められているようにな。それがカリスマ性やリーダーシップの秘訣なのだ
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『ミリオネアの遺産』
http://tinyurl.com/bwk8t
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■目次■
訳者まえがき
第一章 失意の青年に運命の女神がほほ笑む
第二章 仕事は慎重に選びたまえ
第三章 恐怖という悪魔を退治せよ
第四章 学校では教えてくれない知識を身につけたまえ
第五章 高い目標を掲げたまえ
第六章 途中であきらめてはいかんぞ
第七章 豊かさは与えたものに比例する
第八章 人と同じことをやってはならない
第九章 自分自身を鍛えなさい
第十章 自分自身と仲よくしなさい
第十一章 思ってもみない出会い
追伸
訳者あとがき
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