本日の一冊は、ベストセラー『「分かりやすい表現」の技術』の著者、藤沢晃治さんによる注目の最新刊です。
※参考:『「分かりやすい表現」の技術』
http://tinyurl.com/d3lrg”
今回は、情報を発信する側の話ではなく、情報を受信する側のテクニックについて論じています。
人間が文章を読んで理解するまでのメカニズムをわかりやすく解説し、その上でどんな読み方が有効かを説いています。
読書術に関しては、「アウトプットしながら情報収集する」、「根拠の部分を探しながら読む」、「目次が付加されていない情報に接したときには、自分の頭の中で目次をつくる」など、実践的なアドバイスが満載で、なかなか役に立ちます。
ほかにも、図表をつくりながら読むテクニックや、記憶力を高めるテクニック、そして人から情報を得るテクニックなども盛り込まれています。
本書に書かれている内容は、大量の情報を処理する際に必要なテクニックと心構えです。極めてベーシックな考え方ではありますが、
日々大量の情報にさらされている方、理解力を高めたい方は、読んでおいて損はないと思います。
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■ 本日のワンポイント赤ペンチェック
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情報収集の効率を高める決め手は、「アウトプット」です。情報収集が完了していなくても、ある程度情報を受信した時点で、とりあえず人に説明をしてみます。そうすることによって、自分がよく理解していない点が見えてきます。
◆脳内関所の特徴を利用した読み方
1.情報入力を小単位に区切る
2.本文を読む前に、各章のタイトルに一通り目を通して全体像を把握
3.根拠の部分を探しながら読む
仮説が当たっている部分はスピードアップして読み飛ばし、仮説と違っている部分だけ丁寧に読んでいけば、時間を有効に使うことができる
本や書類を読むときも、人の話を聞くときも、頭の中で図や表をつくりながら理解していくと、スピーディーに効率的に情報を得ることができます
情報を記憶するときには、その情報の中から早くルールを発見する
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『理解する技術』
http://tinyurl.com/7cx3q
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■目次■
プロローグ こんな経験はありませんか?
第1章 アウトプットしながら情報収集する
第2章 分かりにくい文章から意味を読み取るには
第3章 文章から情報を読み取る基本テクニック
第4章 情報を手っ取り早くつかむテクニック
第5章 図表をつくりながら読むテクニック
第6章 記憶力を高めるテクニック
第7章 情報にだまされないテクニック
第8章 一夜漬けで乗り切る勉強テクニック
第9章 職場の情報収集テクニック
第10章 人から情報を得るテクニック
効率的な情報受信のポイント
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